復旧しました
復旧は明日2/11のPM11:00というコトでしたが、前倒しでアメリカ東部時間の2/9の午後1:30に電力が戻りました。
日本語で書いたブログなので伝わることはないかもしれませんが、Consumers Energyの皆様が凍える寒さの中で突貫作業してくださったおかげです。ありがとうございました。
今回はワタクシの住む近辺だけでなく、大規模停電だったため他州からも作業員を招集しての大掛かりな復旧作業だったようでした。
二昼夜の停電でしたが、ガスの暖炉があったので室内温度が最低でも5℃くらいで済みました。
これが電力頼みの家屋だと何をおいてもホテル等に直行しないと命の危機です。
震災時の経験をもとにした「ライフラインの確保」の家探しが功を奏しました。
また、停電地域から外れていた近所に住む友人赴任一家にシャワーを借りたり、ケータイの充電をさせてもらったりできたので本当に助かりました。
さて。
消滅してしまった「Freezing Rain」の内容ですが・・・
もう書く気力が無いので、かいつまんで。w
枝が白っぽく見えて、幻想的で美しいです。日本では霧氷あるいは雨氷でこうなるそうです。
数日この調子でFreezing Rainが続き、昨年の10月に引き続き、庭木が裂けました。
枝の一本一本がラミネートされたように氷でくるまれています。
過冷却で降る雨なので、枝に触れたトコロで凍ります。
遠目に見るときれいなのですが、乾燥した気候でコレだけの氷を枝にまとうと、ものすごい重量となって、見てるうちに枝が垂れ下がってきました。
危ないなーと思っていたら
パリパリ・・バリ・バリバリバリ・・・バァリリリリリ!!!!ドーン!!!!
でこうなりました。
キッチンの前にある木なので、なかなかの恐怖体験でした。
その日の19:00に停電したのですが、その深夜に強風が吹いてあちこちで木の裂ける音が響き続け、暖炉と懐中電灯だけの暗い家屋の中でこれまた恐怖の夜でした。
朝、カーテンを開けてみると2本目が倒れてました。
コレは北隣のバックヤードに向かって。
お隣の家屋にはカスってもいなかったのが不幸中の幸い。
ワタクシ達はレンターなので、昨年10月の倒木も今回の倒木に対しても何の手立てもできない立場ですが、ご近所との最前線は日中家にいるワタクシなので、気が滅入ります。
オーナーには、前庭のどんぐりの木が裂けて折れ、一部が屋根に載っていると既に連絡して「ツリーサービスに依頼しておくわ」と言われたにもにもかかわらず、未だに何の音沙汰もありません。
あちこちで木が折れまくっているので、手が回らないのかもしれませんが。
10月から2月までの数か月に木が三本折れるって、なんだか宝くじ買ったらソレも当たるんじゃないかと思えてきました・・・
停電中
いつものように長々と書いていた内容が消えました。
「Freezing Rain」というタイトルで、北米の大寒波についてです。
が、書き上げた時にいきなり停電で、ネットに繋げないまま書き上げた内容がバックアップされておらず消失。
ダイアリーの時はバックアップ機能があったので一縷の望みに掛けていたのですが。w
現在、外気温9℉。
我が家は停電2昼夜が過ぎ、なかなか凄い状況なんですが暖炉があるのでナントカ凍結せずに済んでいます。
朝の室温は46℉でした。寒すぎて暖炉の炎を更に燃え盛らせました。
昨日の昼の段階でホテルを探した時にはまだ数室の空きがありましたが、家人に話した時点で遅かったようで。
屋内のサンルームですが、21℉なので程よく冷凍庫。
早々と電気の通っていない冷凍庫からお引越しさせました。
電力会社によると、復旧は月曜日の深夜予定だそうです。
徐々に停電地域を解消し、寒い中働いてくださってるので悪くいうコトなどできませんが、一番後回しの地域としてはちょっと複雑。
snow day
昨日に引き続き、今日もスノーデイ。
低温注意と積雪でこの市全域の学区は、お休みになった。
多分明日も天候は回復しそうにないので、休みだろう。
明日からESLの後期が始まる予定だったがソレも来週からになったと、さっきメールが来た。
先週降った雪が根雪になり、止み間はあっても外気温が低いために融けるコトのないままどんどん降り積もる。
今日は風もあって時折吹雪いているので、裏庭のウッドデッキ周辺がものすごい勢いで吹き溜まりになってきた。
地面とウッドデッキの高低差は20センチくらいあるのだが、最早なだらかな雪の表面にしか見えない。
この勢いで積もると、リビングの窓枠まで積雪が達するのも時間の問題なのではなかろうか。
↑ ベンチが蒲鉾に見える。
26日の日記と同じ角度からのベンチ。
↑ お隣のハスキー。
2頭いるけど、まだ子供なのか悪戯しては叱られてる子の方。
さっきまで穴掘りしていた。雪が降って楽しそう。
我が家は入居の際に芝刈りと除雪のケアを込々で賃貸契約している。
春から秋の3シーズンは、芝を刈ったり養生のメンテナンスをしに ほぼ週一で来てくれている。
そして庭木に落葉樹が多いので、本格的に雪が降り出す前の最後のメンテナンスで、庭じゅうの落ち葉を大掃除してくれる。*1
芝のケアのランドキーパーさんにはいつも満足している。本当にありがたい。
が、除雪の方は昨シーズンの冬と、今期の今まででオットが出勤する前に来てくれたのは2回くらいしかなく、ほぼ無意味な契約なんである。
出勤前にガレージから公道までのアプローチの雪掻きが必要なのに。
大家さんを通して除雪の契約をしたので、芝と除雪が同一の業者なのかすらわからない。
そして除雪の契約を結んでいるので我が家に除雪機は無い。*2
あるのは雪掻き用の大きなシャベル3本のみ。
ソレを使って、雪の日は雪掻きエクササイズだ。*3
早朝に来てくれないので しょうがなく必要なトコロを人力で除雪しているのに、時折11時くらいになってからランドキーパーの除雪車がやってきて、残された雪を掻いてゆく。
しかもそれは毎回ではない。昨日は来なかった。
昨日から今朝にかけて降った車道の雪は、市の除雪車(夜中にも作業してくれている) が道の両脇に掻き分けていく。
おかげで今朝は、道路の両脇に積み上がった重い雪だまりが、アプローチから公道に出る辺りに50センチ以上の厚みになっていて、除雪がワタシ一人の人力では間に合わず、無理くり出庫。
スリップしないかとヒヤヒヤした。
↑ オット出勤後、ゴミ箱を所定位置に出すために地表近くまで雪掻きした。
今日は回収日。私道と公道の堺まで指定のゴミ箱を出しておかねばならない。
・・・無意味や。既に、この状況に一年耐えた。
時給20ドルでええ。人力で一時間雪掻きした御代をワタクシに戴きたい。
左肩は四十肩で動かすと痛いのに、今後もこの調子やと、右腕や腰もいわす。
オットよ。除雪のオプション契約切って除雪機を買うか、大家を通してランドキーパーに苦情を入れてもらうか、どっちかを選んでくれ。
今日は晴れ間もあるけど雪。
本日は、太陽も出てるけど雪は降り止まないもよう。
先週のような ー22℃ 程の低温になることはなさそうだが、予報では このまま雪は降り続けて土曜には-15℃くらいまで下がる。
(週末に遠出する予定なので、路面凍結して欲しくないんだけどー!!)
昨日から降り続ける雪はサラサラと降り積もり、今は15㎝~くらいの積雪。
ムスメは Snow Day を期待していたが、残念ながらそれほどコンディションが悪いワケではなかったようで、本日はいつもと同様7:10のスクールバスに乗り込んだ。
その後、オットの出社に合わせてガレージ前を雪掻きしたけど、もうすっかり雪で覆われてしまった。
昨日の予定を今日に順延して、Nさんとランチに行くことになったので、車を出す前にもう一度雪を掻かないと。
↑ 裏庭の写真。この時は太陽が出ていなかった。
ここ数年、オットが毎日ツイートチェックしてて、いろんなモノを拾ってくる。
↓これもそう。
www.youtube.com
https://www.youtube.com/watch?v=s4DxPeLNVuw
打首獄門同好会「布団の中から出たくない」
***!!!ボリューム注意です!!!*****
コウペンちゃんも可愛いが、近ごろはコウペンちゃんの友人、邪エナガ(ヨコシマエナガ)さんに心奪われているらしい。
日本の朝はこんな感じだったなぁーと思いつつ、北米はセントラルヒーティングの家屋が一般的なので、故障でもない限り布団から出たくないというコトはないのが有難い。
(冬期はセントラルヒーティングを切ってしまうと家の中が凍るので、旅行中でも絶対に切ってはいけない)
昨年末に新しくしたバードフィーダーのリス返しは既に攻略されてしまった。ぐぬぬ。
鉄棒をよじ登って行けないように、シャワーカーテンでスカートを付けてみたりしたが、この高さでもヤツらはジャンプして淵に手をかけてよじ登ってしまう。
今は雪が積もっていてうまく登れない様子。
うらめしげにこちらを伺うリス。
あんまりにもバタバタしてて書いていなかったのだけど、昨年10月ある日の深夜、強風で裏庭のどんぐりの大木が倒れて、設置してあった物置小屋を破壊し、更にお隣との境界フェンスとお隣の庭木をなぎ倒しました。
今まではこの角度で写真を撮ると必ず小屋が一緒に映っていたのですが。(笑)
その顛末とアメリカ過ぎるその後の豪快処置については機会があればまた。
うだうだとした忘備
今日はNさんとランチの約束をしていたが、そこのお宅の娘さんが体調不良でお流れになった。
Nさんは結婚して永住資格のある日本人で、娘さんがウチのムスメと同い年。大変優秀。
ムスメとは違うハイスクールだが、学校のシステムなど不明なコトばかりだった頃に手取り足取り教えていただき、大変お世話になった。
今週末はムスメの英検受験の為に、Noviまで出かける。
100キロ以上で走行しても2時間以上かかる距離なのに、週末は雪で荒れそう。
TOEFLはまだまだ受けられるレベルに達しておらず、受験料も高いので まず英検。
年に3度しか機会が無いから、時間の余裕のある時に受験しておこうかと。資格が腐らないし。
しかし本当に必要なのはTOEFLなので、コレは今年中には一度、必ず受けなければならない。
ムスメが帰国後の進路をどう選び、どのような形態で受験するかが一番重要なのだが、本人は渡米してきた中学2年生の意識のままで、日本で生活していたら自然に伴うはずの受験生の意識が全く欠落している。
コレはアメリカの大学受験システムが日本と大きく異なるからだと思う。
アメリカは高校までが義務教育で、卒業後は働くヒトも多いし、近場のコミュニティカレッジで単位を修得して学費を軽減させてから大学編入を目指すヒトもいる。*1
日本の大学はアメリカに比べて学費が安いし、基本パック料金なので単位ごとの履修で学費が変わるイメージが無いが、こちらは高校在籍中から大学の単位を先取りして学費を安くあげることも可能。
ハイスクールの授業は単位制で、基本は大学の履修と同じ仕組み。
生徒個人がスクールカウンセラーと相談したりしながら取得する教科選択をして履修届を出し、翌学期の時間割と卒業までに必要な履修単位を組み立てる必要がある。*2
G5、G6(トレイル。小学校5.6年生)やG7、G8(ミドルスクール。中1、2)の段階で単位ごとのスキップを打診され、飛び級でG9以降(ハイスクール1年で日本の中3)の授業を受けられる。*3
単位のスキップ履修のために、その時間帯には上の学年の校舎にスクールバスで移動したりするのだ。*4
高い意識をもって臨む必要のある全米の有名大学を目指す場合は、当然の様にアドバンスの授業を選択するし、その場合はG7、遅くともG8の頃から取り組まねば無理かも。
そういう気持ちのないまま、ぼんやりと授業を受けていたとしても、義務教育なのでACTとかSATの試験日はカリキュラムに組み込まれているし、受験しなくても高校は卒業できる。*5
反面、向学の意識のないままでいると、学校の先生はおせっかいなコトはしない。
とにかく卒業させるだけ。当然だ。義務教育なんだから卒業させないコトに利は無い。
将来の選択はすべて自分や家族次第で、どう学びたいか、どの進路を選択するかについては、「何とかなるだろう」なんて甘えた気持ちでいるとアドバイスすらも貰えない。
アメリカのハイスクールの先生は日本の大学の先生と同じで、自分の持ち場以外は不可侵なんである。
ACT/SAT・GPAのスコアとエッセイで行きたい大学を受け、上手く合格したとしても高校までの知識量によって大学で学力格差に悩むコトになるので、大学受験を前提とした義務教育期間を過ごさなければ、高い学費を払っても最終学歴を得られないコトになりかねないらしい。(とNさんが言っていた)
日本の大学を帰国枠で受験する場合、高校の最終学年を含む2年以上の海外校在籍履歴が必要だったり、SAT○○○○点以上、TOEFL○○点以上のように受験資格として公的な成績が必要だったりと、学校によって必須条件がマチマチ。
とりあえず学校の授業だけでもGPA4(成績が全部A)に近いトコロを目指して卒業しとこう!と言うのでも、SATの点数があるコトと英語検定の点数で基準以上であれば、日本的受験ならばなんとかどこかに引っかかってくれるんではないか、と甘い考えでいるのだが・・・。
かつて自分が在籍してきた小学校中学校高校の先生方は、あの時どんな気持ちで生徒たちに接していたのか。
ムスメへの、実質的な進路指導をしてくれる指導者の存在しない今、毎日毎日 考えさせられる。
帰国子女と呼ばれるコトから逃れられないならば、隅から隅まで利用させていただくくらいのつもりでいないと、この劣勢は立て直せないと考える一方で、大学受験のお膳立てまで親がする時代になったか、と思わずにはいられない。
*1:この学区には世界的企業の本社があり、その影響かスパニッシュとチャイニーズが多い。日系企業もいくつかあるので常に何人かの赴任家庭の子供たちが在籍しているが、基本赴任者なので、5年未満で帰国する。日本人で永住権を取るヒトは多言語話者の中でもごく少数
*2:ウチのムスメの場合は、いまもELLクラスなので担当教諭が居る。そして履修届もこの先生がまとめて提出してくれている
*3:もちろん優秀な子供の場合はGIFTED CLASSというのがあって、小さい時から学年ごと飛び級の子もいる。
*4:そんな理由からトレイルからハイスクールまでは同じ敷地内の場合が多い。同じ敷地内と言っても広いので、5分間休憩での徒歩移動は不可能
*5:ウチの地域はSAT。だけれど、アドバンスを取る生徒の為なのか、ACTの傾向と対策クラブみたいなのもある
日本語?外来語?
英語の理解の為に、毎朝ニュースを見ている。
現地のヒトの英語は早すぎて、流れるように単語がくっついているので、基本聞き取れない。
あまりにも聞き取れないので「簡単な単語でゆっくり喋って欲しい」とお願いしても、単語単語を切る話し方をしてくれるワケではないので、いつも連想ゲーム状態だ。
そんな状態でイディオムで喋られえると、もう全くのお手上げ。
しかし、キャスターの話す活舌の良いはっきりとした英語ならばものすごく聞き取りやすいし、サブタイトルをオンにしておけばちょっとずつでも単語を覚えられるかな?と、毎日の習慣にしている。
地元のニュースは低レベル話者でも道路状況や天気予想などの必要な情報を得られるし、新しくオープンしたり閉店するお店のセール情報や、近隣のお祭りなどローカルな最新情報を知ることが出来るので、実はワタクシ、ニュース大好きなんである。
単語を覚えるよりも聞き取りの上達になるのかもしれないと、薄っすら期待してるのだが。
しかし聞き取れたところで相変わらず S+V+O の三単語で伝えるのが精いっぱいなんで、言いたいコトの1割くらいしか言えてないのだけれど。
一方、ムスメは英会話のTutorを毎週お願いしていて、現地在住の知り合いの娘さん(Kちゃん。ムスメより2歳年上)とはいつも図書館で待ち合わせ。
こちらのちゃんとしたオトナは、相手が喋ってる時は腰を折らないように聞こうとしてくださる方が多く、冷や汗をダラダラかきながらもたもたと言葉選びをしても「で?」なんて急かしたりはしない。
Kちゃんは親御さんに大事に育てられたことが見て取れる、躾の行き届いた娘さん。自分の意見もしっかり持っている。
ノートを取ったりする授業ではなく、ただただ10代の女の子同士の話し相手が必要だと思ったので Kちゃんにお願いしたのだけれど、言葉の出ない状態でもじっと待ってくれるとても良い先生だ。
そしてムスメが Kちゃんといろいろな話をしている1時間、ワタクシも図書館で勉強している。
教科書はSystem英単語。
いやー、この歳でこの本を手にするとは思ってもなかった。
ちゃんと覚えるつもりでも、何回やっても覚えられない英単語ばかりだ。
で、どうしても覚えられなくてツライ気持ちになると、図書館なんで他の本を見て時間を潰すんである。
最近のお気に入りは洋裁の雑誌。
趣味や興味は言語を超えている。(笑)
何をどうするか、単語は分からなくても写真見れば意味が分かる。
今度手芸屋さん行ったら、↓これ買ってこようとか。
ただただ楽しい。
この本に、パターンの取り方の記事が毎号載ってるのだが、ここを見てびっくりした。
ヒンジ!
これって普通に英語やったんか!!
調べたことなかったから知らんかった!!!
日本語ナイズされた外来語や和製英語は思いの外 普段の生活に根差してて、あまりにも自然に日本語のフリをしてるので英語の理解を妨げるコトもあるが、日本語としての存在感があるからこそ英語が聞き取れなくても、文字を読むと意味が理解できたりする場合も多いんである。
そういうコトがあるたびに、なんだか嬉しくて。
そして製図はいつ見ても楽しいし勉強になるわなぁ。
・・・って、雑誌見て終わっちゃった。
今日もSystem英単 全く覚えてなかった。orz
語彙が少ないからいつまでたっても三単語会話なんやろなぁ。
冬らしい朝
昨晩は満月だった。
日本でもスーパームーンと言われる日があるが、こちらで見る満月は何だか常に大きく感じる。
日曜の夜、早めの夕飯を済ませて、仕事に出かけたオットからのメッセージ。
我が家近辺は住宅街なので剪定されていない背の高い木が多く、地平に近い位置にある天体は観測しづらい。
月などは近隣の木よりも高く上がってから初めて「満月やなー」となるため、折角のメッセージではあったが、ウチの庭からデカくて丸いお月さんを拝めるのはもう少し高く昇ってから。
明けて月曜。
昨晩は雲一つないような夜であった為に、冷え込みもすごかった。
放射冷却現象を実感する朝。
Radiation cooling pfenomenon というらしい。*1
ムスメはテスト期間中ながら、キング牧師のメモリアルデーで学校はお休み。
ワタクシは昨晩、早い時間から寝こけてしまったので目覚ましも掛けてないのに4:30に目が覚めた。
オットは普通に仕事があるので、目が覚めてしまったからには毎日と同様に弁当を作る。
「そや、満月拝んどこ」
と、おかずを作り終えたトコロで玄関に向かう。
アメリカだが、治安の良い場所でもあるので安心しすぎの我が家は、しょっちゅう玄関のドアの鍵を掛け忘れる。
この日も玄関の鍵は掛けてなかった・・・が、ドアが開かない。
こちらのドアは基本は内開きなので、ぎゅっ!と力を込めて引っ張る。
ペリっと剥がすような抵抗を感じつつ、ドアは開いた。*2
夜明けはまだまだ先の暗さだが、一面の雪が満月に照らされていた。
この明かりで勉強するのは相当 目に負担がありそうやな、と昔のヒトの功に思いを馳せつつ、満月を仰ぎ見る。
さて満足。
寒さが痛いくらいに感じ始めたので家に入ろうとドアに手をかけた時、さっきまでお弁当を作っていた掌の潤いで、手のひらがドアノブに一瞬くっついた。
あまりの冷え込みで金属製のドアノブは凍っていた。
あわてて引きはがしたが、暖冬だったのでこういう危険があるコトを忘れていた。
ドアの開かなかった理由も、おそらく温度差でできた結露の凍結が原因。
朝8:30くらいの気温。
℉である。-22℃くらい。
そら玄関凍るわ。
ハイスクールの前期終了試験
ここ数日、雪は降らないが冷え込む。
今日は少しマシで最高気温が30 °Fとか。
もしかするとワタクシが日記を連投してるからかもしれない。
この寒さのせいで一昨日(火)昨日(水)と、ムスメの学区は icy load で全校が休校だった。
火曜。
夜中から冷え込み、何度か寒さで目覚める。
ムスメの弁当を作るために5:50に起床するワタクシは、まだ全く夜の明けない外を覗く。
家のガレージから道路に続く緩やかなスロープは月曜に少し降った雨が凍り、街灯の明かりでテラテラと光っていた。
学校からは5:00の段階で「2hour delay」とメールで着信。
この日は友人と午前中からアンティークショップを巡る約束をしていたが、コレでおじゃん。
がっくり。
結局その後、道路状況の回復は見込めないと、6:30に全校休校に変更となった。
水曜からは日本で言うトコロの前期末テストだったのだけど、試験前日と水曜が休校だった為にいろいろと順延。
今日(木)に一日目の試験。1,2時限目の教科のみのテストで終了。*2
試験前の最後の日に習う内容が試験に出す予定だった1限目の教科は、急遽「前期試験は成績に入らない」宣言付き。
明日(金)は3,4時限目の教科のみのテストで終了。
月曜はキング牧師のメモリアルデーでお休み。
火曜が前期試験の最終日で、5,6時限目教科を1、2時間目に。3時限目から後期授業開始・・・・
後期授業開始??!
日本ならこの手は選ばんやろなぁ、という手が次々と繰り出されるので、こちらの方式が未だに理解できない。
前後期式なので、半年サイクルの授業の場合は新しい授業と教師になるわけで、日本ならおそらく試験の日と前期終了日のあいだに少し間を持たせて、後期開始日は分けるところなんだろうけれど。
「切りのいいトコロ」とか「けじめをつける」とか、そういうのは求められも評価もされないのかもしれない。
というコトで、ムスメは一日目の試験を終え、明日以降に備えております。
一方、ELLで仲の良かった男の子が自国に帰るらしい。
今週の月曜に、来週帰国すると打ち明けられたそうだ。
G9の前期の成績を持って帰る予定だったのに、金曜で終了するはずだったテストが火曜まで順延した為、彼等も大混乱。
火曜の深夜便で帰国の途に就くから、と 火曜の試験まで受けるコトになったらしい。
もう、何とかして天気の崩れないように祈るしかない・・・
ほぼ一年間一緒に2時間の授業枠を過ごし、いつの間にか気の置けない仲間と感じていたらしく、居なくなるのは寂しくて仕方がないらしい。
入学して毎年、仲良くなった友人が引っ越していってしまうのはどうにも可哀想でしょうがないが、コレもELLクラスゆえ。
G9の時に、ELLの先生はムスメに優しく言った。
「○ ○(ムスメの名前)、現地の友人を作りなさい」と。
おかーさんも、ひーじーさんの代から根付いた現地の友人を作るべきやと思うの。
テスト期間だが、ムスメは帰国してしまう友人に手紙をしたためるそうだ。
あなたの淋しさもあるかもしれないけど、新しい門出を激励してあげてね。
なんてことを思いつつ・・・来週はアンティークショップ見に行けるかなぁ。(鬼)
年末持ち越した頼まれモノ
昨年の12/24にドレスのサイズ直しの依頼があった。
1/12日のコンサートで着用なので、出来るだけ早く丈詰をして欲しいとのコト。
年末年始は子供も冬休みで、掃除したり料理したりとただでさえ忙しい。
我が家も年末に3泊4日でのシカゴ旅行と年始のスキー旅行を控えている為、実質作業できるのは4日くらい。
学校の始まる前(6日まで)には仕上げますと言ったものの、実物を見てもいない状態で何日に上がるとは言いにくい。
24日の午後、採寸を済ませて引き取り。 ふわふわジョーゼットがレイヤーになっているデザイン。
三つ折りの裾始末を出来るミシン押さえが無いので手縫いも考えたが、思案した末にウエスト切り替えで調節するコトにした。
コンシールファスナーを解いて、ウエスト切り替えでスカート部分と上半身を分離し、スカートのみで丈を9センチ詰める。
胴接ぎの部分は緩やかなVカットなので、紙にカーブを写し取り スカートの縫い合わせ位置に転写させる。
5日に仕上がり、6日にはドレスを試着し「ぴったり!」と喜んでくれた。
布を触る仕事をして、気が付けばもうすぐ30年。
布で初めて何かを作ったのは4~5歳くらいの時で、身長10センチくらいのお人形さんの服だったことを覚えている。
長方形の布の中央に切り目を入れ、人形の頭を通す貫頭衣スタイル。
あの貫頭衣を作った時に手にする職は決まっていたのかもしれぬと思う。
最終的に和裁を選択したが、洋裁の知識は和裁に生きるし、和裁の技は洋裁にも必要だ。
職業として誰かの望み通りに何かを生み出す。その工程にシビれる。
「あのヒトにお願いしたい」と受注できるコトに感謝する。
アメリカに来て「赴任の奥さん達ってどなたも器用でびっくりする!」と何度となく耳にする。
言葉を自由に操るあなた達の方がスゴイデス。
言葉の壁を乗り越えるために何かと頼りにしてしまうので、できるコトならなんでも引き受けるようにしている。
そしてそうするのはワタシだけじゃない。
ウチには家庭用ミシンしかなく、あんまり専門的なモノは直せないことも大いにあるのでその辺はご容赦くださいと断りを入れることもあるが、手持ちの材料でやれることならば。
着物に関するコトは依頼自体がほぼなく、壊れたバッグの修理やズボンの裾上げ、破れたジャケットの補修にサイズ直しまで。
「ただし、本職は和裁士なので洋裁の知識は学校を卒業した程度で素人です」 と言い添えて。
赴任で来たヒト達は、現地在住者の日常生活をかき乱す。
数年間だけの付き合いになるかもしれないので、嫌なら付き合わない選択肢もあると思うが、どのヒトも親身になってくださる。
そんなふうなアナタ方だからこそ、ワタシ達は実力以上に頑張ろうとしてるのかもしれない。