いよいよ明日
今日でようやく入国後2週間。
明日はついに関西に移動。(入国翌日から起算して2週間後より公共交通機関での移動可なので)
家人は今日が現地の仕事納め。(時差があるから現時刻で6/23)
明日帰国の途につく。
ワタクシ達は帰国後、入管→検疫→検査結果待ち(2泊)→陰性を経て、巡回バスで宿泊予定のホテル近辺で降ろされて以降、ホテルに缶詰めになってる。
自主隔離期間のこの2週間(正確には現時点で12泊)、毎朝ほぼ同じ内容のお弁当で、なかなかツライものがあった。
家人に至っては6/3の夜からホテル暮らし。
しかも米国でもショボいご飯しか食べていないので、なんだかもう気の毒で。
時間を戻そう。(このネタ誰だっけ?)
6/3にアメリカでの住居を引き払うべく、日本への海外引っ越し便をN通さんにお任せし日本向けの家財は引き払ったので、帰国日まで宿泊するべく現地ホテルを予約していた。
電気やガスはあったとしても、家財の無くなった家で寝泊まりするのは食事の面でも難儀なのでホテル泊にしたのだった。
普段なら朝食会場でサラダやソーセージやベーコン、パンやシリアル等がバッフェ形式で提供され、曜日によっては夕食も利用可だったりするホテルなのだが、このタイミングなので飲食スペースは閉鎖されていて、提供される朝食は現地スーパーなどでよく見るレンチンのハンバーガー2種類(多い日は3種類)だけで飲み物の提供も無かった。
レンチンバーガーと共に、自室や職場に持っていくための小さな紙袋が置いてあり、これに詰めてどこかで食べろとのメッセージが込められていた。
ここを何度か利用していた家人は「おもてたんとちがう」発言続出。
エッセンシャルワーカーの人員が減った為に限定的業務で運用されており、更にソーシャルディスタンスを守ろうとする動きは、このホテルに限ったコトではなかったので ある程度想像は付いていたが、ホテルのランドリールームもcloseされていたりと普段とは全く使い勝手が変わっていたので、ワタクシ達が先行帰国後、まだ2週間以上はこのホテルに宿泊せねばならない家人にとっては大問題だったに違いない。
ウェルカムサービスは辛うじてペットボトルの水を貰えたが、その後連泊で提供されることは一度もなかったし、家人は今もそこに連泊中だが、朝食サービスが再開されるコトもついぞ無かった。
家人は「パティオのプールは再開されているのに、なぜ?」と何度も言っていた。
あっちもこっちもyou’re fireしちゃって人員が足りないからさ・・・と、笑うしかない。
ちなみにこの状況で宿泊する方にも問題はあるかもしれないので大声では言えないが、一泊料金は同じだったりする。
また、洗濯については引っ越し後も契約期間はまだあったので、ドングリの木の庭の家の洗濯機を使って洗濯していた。*1
ガレージセールなどで処分を予定していた物品は6/3になってもまだ残っており、家財の処分や荷造りの為に毎日戻っていたので特に苦に思うコトすらなかったし、リスたちやドングリの木と別れを惜しむ良い時間だったと思います。
さて、サンルームの一角に集めて「DON'T MOVE」の貼り紙を貼られ貰い手探しを続行していた家財たち。
日本人は土足では生活しないし家具も大事に使うと知っている米人には、日本人赴任家庭のガレージセールはいつも大好評なのだが、このコロナ禍ではガレージセールも出来ない。なんとタイミングの悪いコト。
更に新規VISAの発給がなされないので新しい赴任家族が来る予定もなく、来年再来年には帰国を控える赴任家庭に引き取ってもらうのも気が引ける。
結局、時間もなかったのでほぼ投げ売りの状態で手放したが、現地の友人達が「こんな時期だから出来るだけワタシ達が処分の助けをするね!」と、自分たちが買い取ってくれるだけでなく、知人に連絡を取って紹介してくれたり、運ぶのを手伝ってくれたりした。
残ったら全てgoodwillに持ち込むつもりだったし、どこかの誰かが我が家で活躍した家具を引き続き役立ててくれるのが嬉しかった。
家具はIKEAの品が多く、今までの赴任家族が捌いていた金額からすると「価格破壊ですよ!」とお叱りの声を頂きそうだが、大体1/4から1/6位の設定で。
150ドルの冷凍庫は屋外用延長コード付きで25ドルだったし、30ドルのガレージ用の棚とかは他の品を買い取ってピックアップに来てくれたヒトにおまけで差し上げた。
最後まで手伝ってくれた友人には3年使った中古のダイソンボールを貰ってもらった。*3
何から何まで中古を嫌がりもせず知り合いが引き受けてくれた。ホントに感謝しかない。
中でもワタクシ達が米国を出た後に、ラグを引き取ってもらえたのは嬉しかった。
最初の住居からドングリの木の庭の家に引っ越したら、リビングがフローリングだった為にラグを購入した。
日本に持ち帰るには引っ越しの荷物容積の関係で微妙だし、もともと米国在住の間だけ楽しんで、捨てて帰るつもりだった。
冬の寒い時期もラグのおかげで温かく過ごせて、毎日目にするその色合いをどうにも気に入ってしまって、大事に使っていた。
捨てるのも致し方ないと思ってはいたが、やはり忍びなくて家人に売りに出しててもらったのだった。
ワタクシ一番のお気に入りだったモノが売れ残るのが嫌で値札は5ドル。
会社の同僚を伝手に売りに出したらあっという間に買い手がついた。
家人が「嫁が大事にしていたから、グッドコンディションなラグやで」と説明したらしい。
そうして引き取ってくださった米人のご家庭のリビングに敷かれ、ラグの上で喜んで飛び跳ねる子供たちの写真がワタクシのケータイにも届けられた。
泣けるほど嬉しかった。
そんなこんなで家財はほぼ全て引き取り手を見つけてくれた。
我が家のアメリカ滞在記も、家人の帰国を持って本当に終了になる。
ばいばい、リスとドングリの木の庭。
ここまで書いてなんだけど、
彼が自宅に戻れるのはまだ2週間以上先のコト。
更に空輸の引っ越しの荷物は今週末には届くらしい。
まだまだのんびり安心するには早いね。