お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

恒例!年末シカゴ旅行 2

三日目
アーリントンハイツのMITSUWA近辺に宿泊なので移動。市内から出るのにものすごい渋滞。原因は不明。
途中でオヘア空港近辺のOUTLETでお買い物→夕方MITSUWAに到着・買い物→疲れ果ててホテルの部屋でMITSUWAで買ったお弁当を食べる

実は今、手回しのアンティークミシンが欲しくて探している。
アウトレットでディスプレイされていたミシン達。垂涎の的。
この店で売ってる服よりミシンが欲しい。

オットは慣れない道と渋滞に疲れ果てているので、買い物は二人で。
時間を気にせずにぶらぶらできるので、その方がこちらとしても助かるコトが多い。
この日のMITSUWAでは生鮮食料品は買うのを控えて、乾物などを購入。


四日目
チェックアウト後に再度MITSUWAで買い物→車で西に10分ほどのくら寿司でランチ→ミシガンへの帰路

日系のスーパーで買うものは、おせちの材料がメイン。
大型の日系スーパーなのでこんにゃくとか青首ネギとかいくらや数の子、ハマチやブリなどの生鮮食品も買い放題。
本みりんとか薄口しょうゆなど、ワタクシの住む辺りでは手に入らないモノも多いのでまとめ買い。*1

くら寿司はガチャポンもあった。

15皿で一回ガチャポン作動!内容はレゴもどきの寿司ブロックで、エビが出た。
お味はアメリカのスーパーで売ってる「SUSHI」よりも、だいぶ美味しいと思う。
ただ、日本の寿司って例え回ってるお店でも ネタの一つ一つが味わい深いように思うが、コチラは内陸。
内陸ゆえに新鮮なお魚自体が高価なのであろう。
玉子やネギトロなどネタは普通にあるが、寿司ネタと言うよりもカリフォルニアロールに代表するアメリカの寿司が多かった。
なんと言うか、巻いたチラシずしを食べてる感じ。
アメリカで食べるお寿司で、丁度良い寿司飯と美味しいと思える寿司ネタなだけで万歳!なんである。

お茶が不味かったのは、水が不味いせいかもしれない。*2

料金は一皿2ドル50。
値段的にお手軽だし、ガチャポンは子供も楽しめる。また行こうと思う。

復路

あとはミシガンに戻るだけ。
市内を通るハイウェイに乗ってミシガンに向かうのだが、ハイウェイに乗るまでが、これがまたとんでもない渋滞。
シカゴは年中渋滞なんだろうなぁ。(ミシガンで言うトコロのデトロイトやノバイも渋滞がひどいから同じか)
昨年はとにかく寒い冬でシカゴにいる間ずっと−20℃くらいだったが、今年は車のドアポケットに入れていたペットボトルが凍ることもなく、比較的薄着で出歩けたので快適だった。
帰る途中で雪が降り出し、ミシガンに着く頃にはうっすら積もっていたが。
しかしまだまだ冬休み。
年明けに行くスキーの為には少しくらい寒くなった方が良いねーとムスメとお喋りしながら、安全運転で帰宅できたので楽しい旅だったと思う。

オット、ホテルでゴロゴロしてる為だけに遠くまで運転してくれてありがとう。

帰宅してから作った今年のおせち。
なんせ日本的なモノは高いお金を出して取り寄せないと手に入らない土地柄。
簡単なモノばかりで、全体に茶色っぽいトコロはご勘弁ください・・・

*1:ミシガンでもノバイ(デトロイト方面)の方まで行くと手に入るものもあるけれど、こっちも2時間以上かかります

*2:ワタシはいまだに、料理には煮炊きにはミネラルウォーターを使うし、お茶やコーヒーを飲むのも浄水した水しか使わないし、野菜を洗ったりするのも最後に浄水した水で洗い直す。
水の匂いがきつくて、匂いが気になって食べられないのだ。

恒例!年末シカゴ旅行 1

25日から出発する予定でいろいろと計画を立てた。

シカゴで毎年やっているクリスマスマーケットに行きたかったが、24日で終了だったのと、今年の冬は暖冬でおそらくマップの指し示す通り往路に必要な時間は3時間半くらいと思われるゆえ、25日の朝はゆっくり起きてゆっくり出発するコトにした。

近頃お疲れ気味なオットはホテルに放置してでゆっくり休んでもらい、ムスメと二人で歩き回る旅なんである。


一日目の夜
夕食・シカゴの牛角で焼き肉 → 高層ビルからの夜景(Skydeck Chicago)
(食事は3人で、ごちそうさまの後からの移動はムスメと2人)



タンが好きなのに、ミシガンでタンを食べたことがない。
*1
大喜びでタンを別に注文して食べた。
日本人なのか日系なのかは不明だが、最初は英語で対応してた日本名の女性が二度めに注文を取りに来た時は日本語だった。
多国籍な社会でこの時世ゆえ、客の人種を間違えるのもご法度なのだろう。

入店が少し早い時間だったので、ハッピーアワーメニューなるものがあった。
どちらかというと少食なワタクシとムスメなので、2人以上で注文できるコースに一人分のご飯とみそ汁を付けてもらった。
3人だからとデザートのスモアを一人分サービスしてくれた。
心遣いに愛を感じる。
お礼を込めてチップ込みで120ドル。
オットはビール、ムスメはラムネを飲んで肉食べてこの値段なので、大変満足。

実はこの日、夜にムスメと二人でミレニアムパークのスケート場に行く予定でスケート靴を持参していた。
17:40くらいに牛角を後にして向かったのだが、25日だったためにリンクは16:00で終了だった。(着いたのは18:00くらい)
たくさん人が居るのに誰も滑ってないので製氷中かと思い、しばらく待っていたが一向に開始されないのでリンク入り口に向かうと16:00終了って書いてあった。
ネットで営業を確認してきたのに、終了時間まで見てなかったアンポンチン・・・

スケート靴2つ抱えて、折角20分歩いてきたのに残念過ぎる!と公園をウロウロして撮った写真がこれ。

ミレニアムパークで有名な物と言えばクラウン・ファウンテンとビーン
昨年一昨年と見れなかった「顔」が今年ようやく・・・
ファウンテンの名の通り夏場はザブザブになるらしいが、冬なのでてっぺんからも口からも出てない。

で、明日の夜に行くはずだったスカイデッキに予定変更。
雲一つなく夜景も期待できるお天気だったので。

ミレニアムパークから、使わなかったスケート靴を抱えて歩いて25分ほど。
スカイデッキは20:00までだったのだけど、19:10頃にチケット売り場に。
ここでは荷物検査がある。
スケート靴の刃には2足ともカバーを付けて、トレーダージョーズのお買い物袋に放り込んで持ち歩いていた。
ワタクシのスケート靴のブレード部分がチロッと覗いていて、プラスチックの白いカバーだったのでスケート靴に見えなかったのか「刃物はアカン!」と止められた。
しかし全容がスケート靴と分かると「行って良し!」となった。
コレで此処も入られへんかったら、悲しみに暮れるトコでした。

閉館間際で待ち時間ゼロ。
どこもスイスイ進めて、カメラポイントを独り占めできる時間も長く、閉館間際はおススメかもしれない。


Skydeckはウィリス・タワー(元シアーズタワー)という高層ビルの103階の展望室の名称。

西側の一部分の床はガラス張りで、足下のシカゴも。
この部分は外面に、床を含めた全面ガラス張りの展望台で「ザ・レッジ」(The Ledge) という別の名称の様子。

二日目
フレンチマーケットでブランチ → 閉館までシカゴ美術館 → 日暮れからミレニアムパークでのスケート → 夕食・シカゴ味噌屋でラーメン
(くどいようですが、食事は3人で、ごちそうさまの後からの移動はムスメと2人)

フレンチマーケットは以前から行きたかった場所。
宿泊ホテルから歩いて30分くらいの距離で時間の余裕もあったので、今回ようやく行くことができた。
Metraの高架下にあるマーケットで、屋台村みたいなかんじ。
写真撮るのをすっかり忘れていた。残念。
朝ご飯付きのホテルにしていたので、朝食を早めに軽く済ませてから出かける準備をして早めの昼食なら混み合う前で丁度良いかな?と。

その後、シカゴ美術館に行くためにフレンチマーケット近くのクリントン駅からループに乗る。初ループ!!

神戸のモノレールみたいな感じだが、いつも下から頭上のレールを眺めていたので、めっちゃ嬉しい。

初乗り3ドルのチケットのハズ。
買い方がわからず券売機の前でムスメと二人で凝視してたら、ドレッドヘアのおねーちゃん(たぶん駅員。恰幅よし)の天の助けで「どしたん?」って聞いてくれた。
買い方教えて欲しいん、と伝えると「どこ行くん?」「何日居るん?」「今回しか使わんの?」の質問に答えて、無事3ドルのチケットに辿り着く。
普通に一番右の一番上のボタンだったが、観光客の多い土地ゆえに周遊券みたいなチケットも券売機で販売されててわかりにくいんである。
知ってるヒトには造作もないコトなのだろうが、おのぼりさんにはなかなか高いハードル。
ようやく乗れたループでは、おのぼりさん丸出しで車窓からいっぱい写真を撮った。

参考にした乗り方・買い方
https://www.howtravel.com/north-america/us/chicago/chic-access/chicago-ctatrain/


シカゴ美術館では浮世絵展をやっていた。

主に歌舞伎役者の絵姿で市川家の物だった。他にも芸妓さんの絵姿とか、どこぞの小町娘とか。

ここはフラッシュたいたり他人に迷惑をかけなければ写真撮り放題の美術館なのでウレシイ。
姪がナイトホークス(Nighthawks)が好きだと言うので、絵の写真を撮ろうと探したがどこにも見つからず。
昨年来た時はあったのだが、姪が好きだと知らなかったので。
(もしかして米津玄師の歌の影響かもしれないが、スタローンの映画の影響ではないと思う。生まれてなかったし)

係員のおねーさんに「ナイトホークスはどこでっしゃろ」と訊く。
おねーさん、大きなアクションで
「あー、残念やな。今無いねん。先週○○(聞き取れず)に行ったわ。還って来るんは一月末や」
とオキノドク感を示してくれる。
ありがとう。それだけでも気が済んだわ。

シカゴ美術館はイリノイ州民だと日時限定で無料公開されてたり普段でも大きく割引されてるが、他州からだとそこそこお高い。
学生は別の割引があるけど、昨年来たときは知らずに大人で買ってしまった。
今回は前日にSkydeckとの二箇所割チケットを購入したのだが、実はこれも学生割引があったのに知らずに大人チケットを購入してしまったので、収支的に全然お得ではなかった。
「思い出プライスレス!」ってコトで。

スケートは、ムスメと二人だと荷物の番人がいないのでワタクシは滑らず。
ロッカーもあるにはあるが、いっぱいで使えないコトの方が多そう。
ムスメが楽しそうだったから良し。

*1:聞くトコロによると あるお宅はタンが舌の肉塊状態で売ってるのを見かけた時にすかさず買って、所有のスライサーでpeper thinくらいの薄切にして、タン祭りをするとか。
どの赴任家庭にもあるBBQコンロもない我が家にはスライサーもない。(100ドルくらいで買える)
毎日使うものならいいが、年に一度か多くて二度しか使わないだろうし、分解して清潔に洗浄保管しないといけないと思うと面倒で・・・
薄切り肉は好みの厚さにスライスしてくれるButcherを紹介してもらえたので、薄切り肉の売っていないアメリカにおいても困ってないし。

2019年ですな。気付かずに1月8日を過ごしてしまったわ。

あけましておめでとうございます。
(亀にもほどがある気もしますが一応・・・)

ひとつ前の記事はサンクスギビングかー。日記やなくて月記やな。
本年もよろしくお付き合いくださいませ。

昨年末は12/25−29にイリノイ州シカゴまで恒例の年末の買い出し旅行に行った。
2016年は1泊、2017年は2泊、今回は3泊!出世魚か!!

親交のある赴任ご家族は、どのご家庭もアメリカ全土が旅行範囲のようで、まとまったお休みにはフロリダ、ニューヨーク、アラスカ、カナダやメキシコなどUSA外にも足を運ばれるが、我が家の場合はミシガン以外の州は帰国乗継の為のテキサス州(ダラス空港)と、イリノイ州に行く時に通過するだけのインディアナ州以外には、いまだ足を踏み入れておらずwww

で、このホリデーにはシカゴに3泊すると言うと「シカゴに3泊!?見るトコないでしょ?」と言われ、
「暴言か!?イリノイ州に謝れっ!!」と、大笑いしつつ冬休みに入った。


オットはおうちが一番のヒトなので、年末の買い出し旅行ですら無理くり引っ張り出してる。ヨソと比べてもしょうがない。
今回は出不精なオットをホテルに放置し、ムスメと二人であちこち巡る。
シカゴはまだまだ見て回りたい場所がいっぱいで、飽きるコトはない。
美術館もいっぱいあるんだけど、シカゴ美術館にしかまだ行ってないし。
いつかコレ買って回りたい。
https://www.citypass.com/chicago?mv_source=cj&utm_source=CJ%2Baffiliate&utm_medium=referral&utm_campaign=CJ%2Baffiliate&PUB=mikissh.com&PID=5610614&cjevent=3b1bc5de169511e9828502a80a24060c


お正月は1/2−3には州内北部のウチから2時間ちょっとのスキーリゾートにムスメと二人で出かけた。
ワタクシは30歳の頃にスキーで全治3か月の怪我をして以来封印しております。(笑)

往路途中で友人家族と合流し、一泊二日の旅行。
オット不在だったけど雪質も良く、ムスメは楽しかった様子。
ミシガンで気持ちよくスキーの出来る機会を持たせてあげられたコトだけでも、今期の冬は良かったなーと思う。

リスとの闘い

竹有上下節 松無古今色 

昔のヒトは上手に言うなぁ。
この知性を自分が得られるコトはないと思うから、触れて楽しむ。
ただそれだけで自分にも徳があるような気がしてくる。(凡人極めとる)

一本の竹は節によって上下が判る。
節度をもって立場をわきまえてこそ一つの秩序が保たれると言うもの。
翠をたたえる松はその時々によって色を変えない。
どこでも何にとも比較せず惑わされずに変わらない心で過ごしたいもの。

いろんな意味や立場に置き換えられる良い言葉やなぁ。


11月後半からは雪が積もることも頻繁になってきた。
灰色リスはますます肥え、シマリスは冬眠に入ったのか姿の見えないこの頃。

庭のバードフィーダーを吊るした金属製の棒(1.8mほど)にリスが登る。
名前のごとく鳥用のエサ入れなんだけれども、リスがこれを狙うのだ。

全長(しっぽ除く)25〜30センチ程度の灰色リス→登る
         15〜20センチ程度の赤リス→登る
         10センチ程度のシマリス→登れない

一度シマリスが飛びついて半分くらいまで登ったのを目撃したが、むり!と思ったのか、その一度だけ。

そこで平たいプラスチック製のパイロンを使ってネズミ返しを作り、棒の上から三分の一あたりに付けてみた。
するとネズミならぬリスを見事に返した。

もともと吊るされたバードフィーダーはスズメくらいの小鳥なら軽いから止っても揺れないが、ブルージェイやカージナルは九官鳥くらいの大きさなので、大揺れする。

見た目に華やかな鳥を傍で見たくて、四点支持で吊るす四角い木枠タイプのモノをもう一つ設置してみたところ、大き目の鳥達も止まって食べられるようになった。

すると今度はまたリスが・・・
折角カージナルたちが飛来するようになって喜んでいたのに、カーテンを開けたら、リスが木枠タイプの餌箱に座ってこっちを見ていた。

言いようのない アンタじゃない感。

パイロンは柔らか素材だったので、どうしても食べたいリス達は、力づくでパイロンを押えて一番上まで登りきるようになってしまったのだ。

灰色リス→登る
赤リス→登れない

体格に差が出たようだ。

しばらくは見つけるたびに脅して退かせていたが、家の中からでは手足出せないことを知ってか、灰色リス達はますます態度が大きくなっていった。
心の狭さを自覚はしていたが、この時のワタシの狭さたるや!
柔らかパイロンに代わる素材探しを心に決める。

ブラックフライデーの夕方で雪の降る中、園芸用品店に立ち寄ってついに発見。
直径40センチくらいで透明プラスチック製のハンギングバスケット。
赤札で1つ2ドル。
コレを二つ握りしめ、レジに向かう。

「楽しいサンクスギビングを!!」
と声を掛けられ

「さんきゅー! アンタもやで!」
と微笑みながら、リス返しで頭がいっぱいのワタクシ。


雪の降っていない11月末の午後。
リス返し装着。

以来一度もリスには破られていない。
さっきリスが飛びついて登り出したが、今度は径が大きいため端に手が届かず、力業で登るコトもできない模様。

ふっふっふ
ふっふっふ
ふっふっふ


鳥なら良くてリスではアカンのか。

松無古今色

・・・ワタシがその境地に達することはなさそうやな・・・

夏の話を終える前に冬が到来・・・

アメリカに戻ってムスメはG11になった。
コチラで言うトコロの受験生ですが、本人全く緊張感のない状態。
こんなことではあかんのやで!!

日本のニュースを検索すると高波ばかり。
ワタクシがここのところで一番気になるのは入管法改正案。改正入管難民法
(いわゆる外国人労働者受け入れ法案)


アメリカにしか申請したことがないので他の国のコトは分からないけれど、外国で働く(オットが)にあたって必要なモノはたくさんあった。

まず査証。
就労可能なVISAを受け入れ国に発行して貰わねばならない。
就労VISAは、どんな職種で、どのように収入を得るタイプの業種かによって発行される内容が変わります。我が家の場合は企業内転勤のL1(オット)とL2(ムスメとアタクシ)Eビザです。(事前にLと聞いてたのだけど、Eになったらしい。パスポートを確認したらEだった。赴任帯同の奥さんも現地で就労可能です。*移民局に申請は必要)

申請に必要なフォームは会社側が準備し記入の指示をしてくださったが、個人記録を所管の役所や本籍地から取り寄せたり、指示された内容に沿って詳細を記入したりするだけでも結構な量。
(オットが出発後に結局帯同するコトになったので、会社とのやり取りだけでも相当疲れた。担当してくださった方には感謝しております)

VISA発給の為に必要な書類が揃う段階で大使館での面接を予約。
指定された日時厳守で、パスポートと全ての書類を揃えて大阪北区の在大阪・神戸米国総領事館に面接に向かう。
大使館前にはもちろん警官(か機動隊かわからないけれどもマッチョな大阪府警の男性)が保安要員として配置され、セキュリティゲートで手荷物は厳重にチェックされる。

以下、大使館への持込み可能なもの

携帯電話1台
手持ち可能なバッグ1点(25cmx25cm以下)
ビザ申請関連書類が入った透明なクリアフォルダー
傘、ただし荷物検査前にセキュリティゲートの外の傘たてに置くこと

上記のように入館の際は持ち込み荷物のサイズも限定されるのだが。
25×25て?厚みは??持ち手は別やんな???
なんて質問出来るワケもなく。

自宅から大阪はそこそこ遠く、ケータイは右のぽっけ、財布は尻ポケットてなスタイルではない母子は、持ち込み可能な手提げには入りきらない大荷物を梅田駅のコインロッカーに預けた後に、大使館まで徒歩。
持ち込み可能手提げにA4クリアファイルを縦に入れようと思ったら、持ち手はそこそこ長くないと持てない・・・
小雨の降る中、御堂筋を南下。
手提げに入りきらないファイルをのぞかせ「今からVISA申請に行きますよー」と無言でアピりながら。

面接は、コチラが英語ができない状態でも英語で質問される。(違う場合もあるらしい)
いまも出川イングリッシュを振りかざすアタクシ。
当時はもっと意味不明の謎言語を垂れ流していたハズ。
あの応答を理解できたあの男前な面接官は、確実に日本語の出来るヒトだったと思う。

書いてない部分も多くあるけれど、大まかにこんな感じ。
企業内転筋で、ある程度フォローしてもらえて自分に負担の少ないタイプの申請でも相当煩雑。(書いてない部分に、会社とのやり取りの煩雑さ満載)
そして渡米後は渡米後で、自分のSSNだの ムスメの為に(親の)ITINが必要だったりと、申請書類地獄はしばらく続く。


今回日本が向かう移民受け入れには、これらの手続きに応対する日本人がたくさん要る。
まず現地の大使館や領事館で発行の為に人員が必要。
そして受け入れ国側の人間もその都度必要。

良い意味でも悪い意味でもJAPANを知ってるヒトは多い。
けど、日本語は世界共通の言語ではないから「日本ではJAPANはNIHONって言うねんで」と伝えるとまず驚かれる。
日本って、そのレベルなんやで?

渡航してこられる外国のヒトは読み書きはもちろん、聞くコトも喋るコトもほぼできないか、良くてカタコト、意思疎通は英語などを介さないとほとんどできないと思われる。
教育や医療においても言語の通じない現場での混乱は想像に易い。


自分がよその国でいろんな現地のヒトに迷惑をかけ、お世話になりながら毎日感謝し、嬉しいコトも悲しいコトも不満なコトもたくさん抱えつつ、それでも元気でいられるのは、収入がそこそこあって人並みの生活が出来、言語不自由者にも対応ツールもあるから。

アメリカという国は多民族国家だけあって受け入れ態勢がそれぞれに整っていると思う。
教育で言うならば言語不自由者に対し、教育課程や教会ボランティア、または有償のESL・ELLといったクラスなどが準備されていたりするし、医療現場においても各言語話者の通訳サービスがあったりする。(ネット利用による医師・患者・通訳の三者通話)

アメリカの高い医療費は有名だけど、どれくらい高いかと言うと、例えば歯医者。
渡米して一年でムスメはC1〜C2が10本に増えていた・・・orz
定期健診と歯の治療の支払いは1000ドルを超えました。コレは一年で1500ドルまで使える保険を使いきって‘更に’1000ドル超支払ったというコト。


今年6月末にムスメはビーチを歩いていて足の裏を負傷。
Urgent Careに駆け込む。
(かかりつけの病院が移転してしまって、ホームドクター難民状態だった時のコト)

病院で聞かれたのは
「見えないけれど、傷の奥に何らかの異物が入っている可能性がある。
あなたには3つの医療プランがある。
レントゲンを撮って異物を確認し、切開して異物を除去してから縫うか
レントゲンを撮って異物の無い事を確認し、傷を縫うか
レントゲンを撮らずに傷を縫うか

レントゲンを撮らずに閉じた場合、化膿したらまた来て」

四つ目あるやん・・・と肩を落としつつ、レントゲン撮ってもらうことを選んだのは言うまでもなく。
レントゲンを撮って小指の爪の半分くらいの大きさの貝殻(入ってました)をほじくり出し、3〜4針ほど縫い、化膿止めの飲み薬を2種類処方して貰った。
傷口に貼る保護用パットは2枚ほど貰えたが、あとは薬局で自分で購入。

3日後に化膿してないかを確認の為、来院。消毒のみ。
更に2週間後に抜糸。

この三日分で医療費はトータルで300ドルを超えた。
健康保険を使った上でのこの値段。
現地の友人によると「レントゲン撮って300ドルはかなり安かったね!」らしい。


アメリカの医療保険は日本のような皆保険(国民健康保険)ではないので、それぞれに保険システムは違うけれど、医療保険(健康、目、歯)の3つは入っておかないと とんでもないことに。
と言うか、病気になったら医療が受けられるようにしておくことが求められる。
(ウチは企業内転勤なので企業のバックアップがあるから探さなくても入れるけど、個人留学などでは海外保険に医療保険を付けるなどして入らないとダメと言われるらしい)


しかし日本の医療を支えるヒト達の混乱は想像に絶する。
日本の場合、「医は仁」のイメージだから診るしか選択肢はないでしょう?

アメリカと同じシステムならば、移民のヒト達は個々に医療保険に加入せざるを得ないし、治療の選択は自己責任。
日本の医療システムは世界一!と両手放しで喜ぶヒトは多いかもしれないけれど、それって有限だから。
まずは手厚さに報いる支払い部分は全くもって比例していないと気付かないと。

そして実は、更にもう一つ入ってないとダメな保険が。
家屋の保険に入っていないと、賃貸契約が結べません。
ウチの場合はカード会社の海外赴任家族用の保険にオプションでつけました。

自分の持ち家だと家を建てる時に団信だとか、そうでなくとも火災保険とか地震保険とか入るけど、賃貸だと保証人が立つから保険に入らなくても契約成立。

保証人を立てられない外国人用に保険制度を立てるべきですな。(怪しげな奴ではないやつ)

移民が受け入れられる制度が一定以上に整っているアメリカでは、家主や地域コミュニティ、医者、学校それぞれに、与える側を守るシステムがある。
訴訟社会であると共に、明文化されている。
言語や習慣の違う人々が集うなら、ソレが当たり前であるとワタシも思う。

生活基盤を一から構築せねばならない単純労働者を日本に迎え入れて、まずパンクするのは、その場で働く日本人、受け入れ態勢を取る末端のお役所、そして生活範囲の被る同じコミュニティの市井のヒトです。


あと、余談ですが。
アメリカでの会社の年末調整。メンドクサイです。
日本にある資産など、塩漬けにしてる状態のモノでもその年の不労所得は利息まで会社に申告して年末調整を受けるコトが必要。(数年前に現行法になったらしい)
マネーロンダリングを警戒しているアメリカの法に従って、日本の会社は赴任者に不正のないよう指導してきます。ありがたいやらややこしいやら・・・
そういうとこまでガッツリしっかりやれるだけ、法改正は間に合いますか?
フォローすべきは第一次で接触する人々で、そっちを後回しにしないといけないほど外国人労働者確保が大事なんかな。

人手不足を理由にするには、まだまだ説得力が足りないし、策も講じてないと思う。
外国人労働者に対する処遇を民間に丸投げする前に方策を練り、締めるところを締めてからだと思う。


と、在外邦人がど田舎で声を荒げても日本には届かない。



随分と英語の聞き取りや会話が出来るようになってきたムスメですが、移民法が変わることによって、これから先の日本はどういうように変わっていくのだろうかと漠然とした不安ばかり。

どんなふうに世の中が変わったとしても、不器用なんであるがままにしか生きられへんから考えても無駄かー。

付き添いという名の京都散策

8月7日
京都工芸繊維大学の体験実習2日目。
昨日と同じ時間帯での移動なので、今日は先読みできてラク
大学に送り届けた後、今日も京都散策。
本日の目標は男物の扇子とスパイスと風呂敷。

地下鉄で三条御池まで戻り、風呂敷屋さんへ。
いくつかをお土産で選ぶと、ポイントがたまってオマケをもらえたりする。

むす美
http://www.kyoto-musubi.com/

今回は風呂敷バッグの持ち手にできるリングをいただいた。
http://www.noren-net.jp/fs/noren/yd-001053

風呂敷屋さんからほど近いイノダコーヒに行ってみたかったのだけど、他にもミッションを抱えているのですんなり諦める。


次は、昨日行けなかったスパイスのお店「原了郭」本店へ向かう。
目的は個別包装の豆袋セット。
昨年の帰省の際に、原了郭さんの黒七味を義姉からお土産として貰い、今年は京都に行ったら買って帰ろうと思っていた。
風味を長く楽しめそうという理由から個別包装を所望のオット。

また熱中症になっても困るので、移動は地下鉄。烏丸御池から東西線三条へ。
場所は昨日買い物に行ったまつひろ商店から600メートルほどのようだ。

よーじやさんはさっくり見つかるも、原了郭本店見つからず。
花見小路を挟んでよーじやさんの とい面・・・と、Googleマップを頼りに近辺をぐるぐる歩き、ようやく発見。
住所でポイントした場所がずれていたようで。
すぐ脇に立っていたのに、入り口が四条通に面したビル一階の少し奥まったところにあった為に見落としていたもよう。
ひっそりと。
有名なお店だからと言って、大きな店舗でも派手な店構えでもない。京都ならではの思い込みトラップ。

ようやくお店に辿り着いたのでオット所望の品の他に、ゆず辛と粉山椒の小袋も購入。
(後日、オットは「粉山椒―!!と叫びつつ食しております)

アメリカでお世話になってるヒトへのお土産に何が良いかをそろそろ考えないと・・・と思っていたところだったので、丁度良い品を発見。
ネットでは買えない豆袋三種セット。取り扱いは路面店(本店、Ryokakuのみ)だそうで。

黒七味10ヶ・ 山椒 5ヶ・ゆず辛 5ヶ ¥378
(画像は原了郭さんのアメブロからお借りしました)

少量づつ品よく詰められた立方体の小箱。
お値段も大きさも、お試しのお土産にぴったり。おススメです。


スパイスを購入し、次は扇子。
原了郭は四条通なので、阪急河原町まで直線距離で600ⅿくらい。
まずは東急ハンズを目指して地下を移動。途中で京都大丸なども覗きながら。
ピンとくる扇子が見つからず探し続けるも、時間はお昼。
烏丸から地下鉄で京都駅方面に移動するコトに。

向かうは京都八条口にある原了郭の飲食店。
こちらは、テーブルに各種スパイスが備えてあって、使い放題。お試しし放題。
頂いたのはとり天カレー。ネギも品よく並んでいます。
毎度のコトですが、画像はありません。

黒七味が肉系によく合うのは知ってますが、お土産のツカイモノにするならその他のスパイスも試したくないですか?
ワタクシは試したい。
テーブルに並べられた全種類を、米や肉やネギに少量づつフリフリしつつ。
カレー自体があっさり系なので、ワタクシ個人としてはミックススパイスが一番美味しかったです。
トッピングされたネギが斬新でしたが、これもまた旨し。
腹を満たし、引き続き扇子探し。


京都駅ビル伊勢丹へ。
上階までぐるぐる登っていき、和装小物を扱ってそうな階に降りる。
故、中島らもさんが広告代理店でコピーライターをやる前に勤めていた印刷会社の社員時代、ココロが折れないセールスの仕方として「まず最上階まで登って、だんだんと降りる」方式を取っていたそうな。
京都なら素敵な扇子があるハズと言う思い込みは、コレもトラップ。
実はこの数日歩きっぱなしだったので、既に足が限界。
皆さんもともと素敵な一品を持ってらっしゃるに違いなく、おのぼりの一見さんが買うようには出来てません。

下までずーっと乗り継いで行ける大階段ならぬ「大エレベーター」におぉー!となりつつ、それでも扇子を見て回ります。
結局一階フロアでようやく扇子をゲット。
サラリーマンが駅で暑さを凌ぐ為に急きょ買う、をイメージできる2000円ほどの品。シンプルな品です。
男性にお渡しするので、こういうのでいいんです。きっと。

ようやく一番の目的の品を購入し、そろそろ時間なので京都工芸繊維大学にムスメをピックアップに向かいます。

アメリカの夏休みについてのお話。

今回の一時帰国での夏休みの自由研究ネタについて。

アメリカで通っている日本語補習校では、高校生にも自由研究が宿題として出された。
もちろん普通の学科の宿題もあった。
「夏休みは長いので、手間と時間をかけて研究してください」だと。


アメリカ現地校の夏休みは、6月に学年末を迎えるので日本の春休みの位置にあたる。
もちろん春にも春休みが10日くらいあって、夏休みは6月10日くらいから8月下旬くらいの2か月半ほどある。

現地校も補習校も夏休みは確かに長いのだけど、いまもELLクラスのムスメには、そのクラスの夏期講習が10日ほどあったし、日本に帰国すれば30日間猛ダッシュ状態なので、自由研究の題材を腰を据えて考え、実行する時間はない。
また、アメリカの各学区ではSummmer Campと銘打っていろんな催しがあるが、高校生を対象としたものは少なく、更に言うと日本的な自由研究の題材になり得るモノは皆無である。

大学主催で、有料かつ、事前選抜のある実習体験モノはあるみたいだが、完全に英語でのディスカッションが必要なタイプなのだ。
英語がリミテッドな家族ではたとえ参加の意思があったとしても、満足な結果は得られそうにない。

アメリカの高校生が長い夏休みの間にすることは、普段からやってるバイトの他に、大学の下見ツアーに行ったり、ボランティアやクラブ等の活動、免許の教習所など(16歳で普通免許が取れるから)のようだ。
お金にも余裕のあるお宅ではSATの集中講習(塾のようなモノ)を受けたりしている。
とにかくアクティブ。
こう言っては何だが、日本の高校生よりも切実に自分の将来を考えている気がする。
おそらく大学の学費がべらぼーに高いことも理由の一つかもしれない。
アメリカの学費ローンは日本の返済型奨学金の何倍も高額)


年間を通して‘やらされる’タイプの宿題は、学期内のホームワークやクラスワークのプロジェクトが主で、長期の休みに生徒個人に出される宿題で保護者にある程度の補助を期待するモノはほぼない。
高校生は、もうオトナの入り口に立っているのだから、全てが自主性と各家庭環境の許す範囲に任せられる。
一昔前の日本だって、そんなカンジだったと思うのだ。

これに興味がある!とか、こうしたい!と願うものがある子供は幸いだ。
「ソレは終わらせることに意味がある」と、どれだけ理性ではわかっていても、興味が無かったり意義を見出せない物事に対してやる気も目標も持てないのは大人も同じだ。

ちょっと高度で難しい内容を「高校生に相応しい題材」と考えるのではなく、その年齢に相応しい社会貢献や自主性を重んじた気付きなどこそを自由研究と思ってもらいたいと、切実に思う。

自由研究2 の 1日目

8月6日
京都北山にある京都工芸繊維大学にて、「ロストワックス法による鋳物の製作」と言う体験実習を受講。
夏休み体験と銘打って毎年様々な講習を開いておられる様子。


この講義は参加要件が「二日連続参加出来る人限定」なので、当然2日間京都に通うコトになる。
自宅は神戸市内だが、明石市(神戸市の西隣)に接する地域なので、そこそこ小旅行である。
いっそのこと泊りで・・・とも考えたが、ムスメは夕方から三宮で夏期講習なんである。
実は4日のオープンスクールも京都方面だったので、今回の帰省は京都尽くし。
なんでこんな日程組んだかな・・・と己を恨みつつ、6日7日と北山に向かう。

ムスメはもともと知らないところに行くのを嫌うタチなのだが、びっくりするほど方向音痴で、いまだに神戸三宮ですら迷う。
土地勘のない場所は迷子になってしまうこと請け合いであり、今回は時間制限のある日程でもあるので往復を送り届けるコトに。

ムスメを大学まで届けたら、ワタクシは午後4時のお迎えまで京都散策である。

歩いて一乗寺まで。

初めて叡山電鉄に乗った。

画像は出町柳駅

一乗寺のホームにある改札?が独特で使い方がよくわからず、地元民らしき女性に乗り方を尋ねる。
「ここ(改札?)で電子マネー使えますよ。あっこで切符を買ってもええし、乗ってから降りる時に小銭で払ってもええし電子マネーも使えます」

何てフレキシブル!イケてる叡山電鉄!!

で、行きたいとこはどこですか?と聞かれたので三条であると伝えると、
「そやったら出町柳で降りてください」
丁度電車が来たので礼を言って乗り込む。

教えて貰った通り出町柳駅で下車して、三条に向かう。
本来ならここで京阪電鉄に乗り換えて行くべきだったのだろうが、ホームを出て見当違いの方向に歩きだしてしまっていたこともあり、時間があるので歩いて行ってみようと思い立つ。
電車なら3〜4分だし、と軽く考えていた。

この日の京都市内の最高気温36.1℃
帽子も被らず日傘も持たず、炎天下の鴨川沿いをぶらぶら歩くこと40分。(最初ちょっと迷った)
持っていた水はすっかり体温くらいになってソレも飲み干し、周囲には自販機も見当たらず、しまいには汗も出てこなくなりコレはヤバいと思いつつ、目的地を目前にようやく自販機発見。買ってはみるモノのひとまず座れるお店にと逃げ込む。
暖簾をくぐると同時に、普通なら「いらっしゃいませ」と来そうなものが、
「お客さん、だいじょうぶですか?!」
と声を掛けられる。

「こっちにどうぞ、まずは水でも飲んで」とすぐに冷たい水を出されて一気飲み。
冷房の効いた店内で水を飲んだ途端に、滝のように汗が流れた。

とりあえず注文・・・と思い、日替わりを注文する。
「お水どうぞ」と空になったコップに何度も水を注いでくださる。

何杯かお代わりし、ようやく人心地付いたので「出町柳から結構遠くて」と言うと「出町柳から歩いて来はったんですか?」とびっくりされ、「お顔真っ赤で入ってこられたんで、びっくりしました」と水を何杯も注いでくれた理由を告白された。

入ったお店はコチラ。

お食事ほうざん 
https://japanese-restaurant-1045.business.site/

お食事はとても上品で美味しかった。この日の日替わりは「鮪丼」
アボカドと一緒に叩いてあり、熱中症一歩前のワタクシでも全部食べてしまうくらいのあっさりしたまろやかな甘さ。
体調万全の状態で食べたかったなぁ。
お腹もいっぱいになり体調もソコソコ戻ったので、御馳走様と気遣ってくださった礼を言い、店を後に。

目的地はまつひろ商店。
http://matsuhiroshoten.com/

ここで男性用扇子入れの口金を購入。どんな布で仕立てようかなー。
また具合が悪くなっては大変なので、散策の終わりは電車で北山を目指す。

15時20分 大学に到着。
終了時間を待ち、ムスメをピックアップして地下鉄→JRで三宮に向かう。
17時15分 三宮に到着。
夏期講習にダッシュ

明日も大忙しの一日だ。

自由研究とオープンキャンパス

神戸に戻ってきてからは猛ダッシュで予定が組まれている。

8月3日
ムスメは夏休みの自由研究の為に、ポートアイランド理化学研究所へ。
口内の粘膜を採取しての遺伝子の一つを検証。
コレでわかる事は、簡易結果ではあるがアルコールの分解酵素の有無だそうで。
アルコールを摂取しても顔に出ないオットと、京劇役者のように目の周りが赤くなるワタクシ。
ムスメはどの程度なのか、本人も楽しみにしていた実験である。
(結果は‘ワタクシよりも強くオットよりは弱い’だったそうな)
実験自体は楽しく取り組めたようなのだが、写真撮影が認められていなかったことで、自由研究の題材としてはちょっとボリュームがでないかも・・・

一日体験が終わって、ムスメはこの後、夏期講習。


8月4日
日本で言うところの高校生1年であるので、大学のオープンキャンパスなぞにも行っておくべきであるとアドバイスされ、帰国中の日程で行われるオープンキャンパスで進路について勉強させていただくことに。
ムスメにとって初めてのオープンキャンパス

彼女の進路はオットのアメリカ赴任によって大きく進路が変わってしまったことだろう。
あったかも知れない未来はなくなったかもしれないけれど、無かったはずの未来の選択肢がうっすらと現れてきたハズ。
進路選択はまだまだ曖昧で、実感として全く持てていないムスメにとってオープンキャンパスへの参加が、2年先の未来を急に近くに感じられる切っ掛けとなったのなら良いのだけど。


詰め込み過ぎの夏休みの感はあるのだけど、ひと月しかないのでしょうがない。
この週が一番詰込みの週となるので、今回の帰国の山場。

九州に向かう 2日目

九州2日目。
朝ご飯は和食バイキング。何食べても美味しい。
早い時間に朝食を済ませれば良かったのだが、疲れが溜まっていたのかなかなか朝起きられず、朝ご飯の時間ぎりぎり滑り込んだ。
朝風呂に入れる余裕は全くなし。
(この時点で、オットは帰国して6日目なんである。猛ダッシュで巡っております)
美味しい朝ご飯を頂いた後、気持ちよくチェックアウト。

この後は本来の目的2を実行。

別府の親戚はオット側の縁者であるのだが、中でも伯母は義父の年の離れた実兄のお嫁さんで、オットにとってのおばぁちゃん替わりでもあった。
ワタクシにとっても愛する伯母で、オットと結婚した当初からそれはもう大事に大事にしてくださった大恩あるヒトなのである。
今年はその伯母の三回忌でもあったのだが法要時はアメリカに居たため、オットと共にどうしてもお墓とご仏壇にお参りしたかったのだ。

伯父伯母の亡き今、オットの従姉がその家を守っている。
昨日お墓参りは済ませたので、今日はウチがお世話になっているお寺さんにお参りした後、午後ゆっくりめの時間に従姉のご自宅へ。
お茶を頂きながらしばらく思い出話。

午後4時。
少し早めではあるが渋滞を考慮して空港方面に向かう。
レンタカーを返して、空港にチェックイン。
なんとなくお腹もすいたし、どうせ食べねばならぬなら、と空港の展望ロビーの食堂でお夕飯。
九州はいつも美味しい場所。
空港内の飲食店も当然のように美味しかった。(しかもお手頃)

午後9時頃。
伊丹空港を後に、神戸に向かう。
あとは家に帰るだけ。

約40時間、九州お墓参りの旅でありました。