FHN Northern Choir You Tube
G12のムスメにとっては、来週の Cap and Gown celebration が卒業式代わりの、最後のイベントとなる。
学校の駐車場で車から降りることも許されずに各所を回って、学校の備品や成績証明や卒業証書を受け取るドライブスルー卒業式。
1月下旬。
毎年発行されるYearBookの写真撮影用に、ムスメの所属するDiversity Club でTシャツを作ることになり、ムスメの絵が採用された。
ムスメの喜んだ顔が忘れられない。
しかしロックダウンされて、休校になって写真撮影は行われなかったし、結局 Tシャツが作られるコトもなかった。
SATの再受験も、プロムも、所属するChoirクラスの最終コンサートもなくなった。
例年Choirのクラスは4月に最終コンサートがある。
卒業イベントでもあるので、卒業生はみんなが歌う機会がある。
1年目はConcert singer
2年目はWomens choir
3年目はChorale
4年目はNorthern singers
歌を歌うことが大好きな子たちが、最終学年まで選択し続けるChoir。
(アカデミックな授業とは違い、副教科扱いなので本来単位取得に必須なのは2単位)
副教科を4年まで履修すると言うコトは、アカデミックな単位を二度まで受けなおせる再履修のチャンスや、大学進学後の授業単位も高校で取得できるチャンスを犠牲にするコトに等しい。
一教科単位で学費のかかるアメリカの大学では、結構大きな一枠である。
その Noethern singers の You Tube が配信された。
ムスメはChoraleなので2020の同級生とは言えども、声すらかかっていないのだが。
とても複雑な思いを抱えて見る動画。
入れなかった、無くなった、自分の卒業式。
同じ思いを抱える2020の生徒は多いだろうし、こんな時だから、自分のムスメに対して特別の同情を寄せてもいいと思っている。
Stay Homeで全ての家族がそれぞれの事情を抱えているに違いないけれど。
自分の責任ではない、自分特有の特別な事情でもないのにこんな学年最後を迎えるのは、彼女にとっては一生に一度の思い出がフイになってしまった。
一所懸命に頑張ってきたのだから、こんな時くらいは。
これが終われば、帰国まで間がない。
2016年の独立記念日の二日後にアメリカに入国し、2020年の6月初旬に日本に戻る。
我が家にとってのアメリカ生活もあと3週間。