お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

冬らしい朝

昨晩は満月だった。

日本でもスーパームーンと言われる日があるが、こちらで見る満月は何だか常に大きく感じる。

日曜の夜、早めの夕飯を済ませて、仕事に出かけたオットからのメッセージ。

 

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我が家近辺は住宅街なので剪定されていない背の高い木が多く、地平に近い位置にある天体は観測しづらい。

月などは近隣の木よりも高く上がってから初めて「満月やなー」となるため、折角のメッセージではあったが、ウチの庭からデカくて丸いお月さんを拝めるのはもう少し高く昇ってから。

 

明けて月曜。

昨晩は雲一つないような夜であった為に、冷え込みもすごかった。

放射冷却現象を実感する朝。

Radiation cooling pfenomenon というらしい。*1

 

ムスメはテスト期間中ながら、キング牧師のメモリアルデーで学校はお休み。

ワタクシは昨晩、早い時間から寝こけてしまったので目覚ましも掛けてないのに4:30に目が覚めた。

オットは普通に仕事があるので、目が覚めてしまったからには毎日と同様に弁当を作る。

「そや、満月拝んどこ」

と、おかずを作り終えたトコロで玄関に向かう。

 

アメリカだが、治安の良い場所でもあるので安心しすぎの我が家は、しょっちゅう玄関のドアの鍵を掛け忘れる。

この日も玄関の鍵は掛けてなかった・・・が、ドアが開かない。

こちらのドアは基本は内開きなので、ぎゅっ!と力を込めて引っ張る。

ペリっと剥がすような抵抗を感じつつ、ドアは開いた。*2

夜明けはまだまだ先の暗さだが、一面の雪が満月に照らされていた。

この明かりで勉強するのは相当 目に負担がありそうやな、と昔のヒトの功に思いを馳せつつ、満月を仰ぎ見る。

さて満足。

 

寒さが痛いくらいに感じ始めたので家に入ろうとドアに手をかけた時、さっきまでお弁当を作っていた掌の潤いで、手のひらがドアノブに一瞬くっついた。

あまりの冷え込みで金属製のドアノブは凍っていた。

あわてて引きはがしたが、暖冬だったのでこういう危険があるコトを忘れていた。

ドアの開かなかった理由も、おそらく温度差でできた結露の凍結が原因。

 

朝8:30くらいの気温。

 

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℉である。-22℃くらい。

そら玄関凍るわ。

*1:フェノミナンと聞くと、トラボルタの映画主題歌クラプトンの Change the world しか思い出せない

*2:我が家は一戸建てなんだけれど、ドアはガラス戸の設置されてない一枚ドア。二枚ドアが良かったがしょうがない