お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

帰国しました

本帰国しました。

 

6月8日にMIを発ち、その日はオヘア空港近辺のヒルトンに一泊して、9日にオヘア発。

10時間ちょっとの空の旅。

時差もあって10日の15:00くらいに着く便で。

 

風もよく、14:20には成田に到着。

 

このご時世ゆえ、乗機のタイミングから普段とは違う対応でした。

機内では厚労省・保健所(検査所)宛の数枚の書類を配布され、降機までに記入を促されます。

現在は降機からその後の検査、そして結果が出るまでの隔離などを経て、成田近辺のホテルにて自主隔離中です。

ムスメとワタクシ、幸いにも陰性でございました。

 

このコロナ禍で情報が錯綜する中、ワタクシや家人が参考にさせていただきましたのは、国からのアナウンスではなく、先んじて帰国されたブロガーさんの記事でした。

ありがとうございました。

ワタクシも情報を書いておこうと思います。

機内で手渡された必要書類などもいっぱい写真を撮ったりしているのだけれど、空港内の移動中には‘撮影はご遠慮ください’の貼り紙や、配布プリントにはSNSなどへの書き込みや写真投稿はご遠慮くださいとの注意書きも多く、画像に関してはこの後の帰国を予定している家人と知り合いへの情報共有のみにします。

 

機内で配布されたプリントの内容。

厚労省と検疫所への移動や自主隔離地の申告

・個人情報共有の承諾書

自分で保管するものと提出する分と記入個所のある書類は3枚。

(それと普段の手荷物の申告書類ももちろんあります)

 

LINEに関しては厚労省のお墨付状態でのコロナ連絡ツールみたいですね。
機内でLINEの導入を強めに勧めている書類が配布されます。

LINE登録をしない場合は保健所から直電があるようです。
我が家は日本のケータイ番号が一つしかないので、二人分の連絡先としました。

よくわからないものにサインするのは怖いのでCAさんに確認しましたが、彼女たちも配布依頼されてるだけの書類なので、よくわからないものは検疫で直接質問することに。

結局LINE利用は選択していませんが、厚労省と保健所で情報の共有する内容の書類に何故かLINEも含まれていて、サインは求められます。コレは必須でした。

 

機内ではこれらの書類に必要事項を書き込んでおき、降機後に検査場所に持参します。
降機には順番があり、

1. 国際線乗り継ぎのヒト

2. 成田からの移動が、お迎えなどの送迎やレンタカーの配車で確保されているヒト

3. 成田からの移動が、検査結果待ちホテルを選択しているヒト。

ワタクシとムスメは3番目の降機です。

2~30分くらい待ちます。

順番に従い機内放送の呼び出しがあり、降機のタイミングから検疫の職員さんが待ち受けていて常に誘導に従わねばなりません。

 

当然ながら移動の時にマスクは着用必須。

ミシガンでたくさん作った布マスクを、自分と家族の分も準備してました。

いつも乗るJALでは機内のアメニティでマスクも入ってますが、今回は減便に次ぐ減便で希望日の就航がなくANAを利用した為、いろいろと勝手が違いました。

機内販売もないとアナウンスがあり、機内にいつも乗せてある冊子や吐袋やムービーガイドもなかった為、アメニティもないのだろうか?と不思議にも思ってなかったのですが。

マスクがないのは何だがサービス悪いなぁと思いつつ。

検査結果待ちの宿泊所でその夜にムスメに聞いたら「あったよ」と言われ大ショックでありました。

*1

減便と減席で、恐らく違う席にセッティングされていたのか、セッティングし忘れだったかのどちらかでしょう。

 

さて、降機。

職員さんに従ってターミナル内を移動し、直接検査待ちの場所まで連れて来られてます。

簡易椅子がずらっと。ここで検査を2~30分くらい待ちます。

座る場所によっては少し早いかも。

 

入国審査やバゲッジクレームに行くのは検査後。
検査後の自主隔離とその場所への移動に関しては確実な情報が必要で、書類をあちこちで何度も確認されます。

公共交通機関が利用不可の為、自宅隔離やレンタカー移動にしても、手段が確保されていて明示できないとダメなようです。

 

検査受付で検体を入れる容器とQUARANTINEと書かれた半切れの紙を渡されます。

容器は検査官に渡して、紙は検査終了の目印なので入国審査の時に審査官に見せます。

 

鼻からの検体採取は、耳鼻咽喉科で治療を受けるのと同じ検査ですが、機内で乾燥気味の鼻腔内に綿棒を入れて検体を掻き取るので、粘膜が傷み気味のヒトは鼻血がでるかも。
アタクシは少し血が滲んでました。

検査の防護エプロンとフェイスガードしたおっちゃんおばちゃんに囲まれてギャン泣きの幼児続出。笑笑

 

検査後に入管に移動。

本帰国で引っ越しの別送品があるので、税関申告書は2枚必要。

申告書は割り印してもらいます。

あと、入国スタンプも必要。

今は入国スタンプが要る場合は申告せねば押してもらえません。

 

バゲッジクレームに移動すると、いつもの空港と違って回っているテーブルはなく、既に自分たちの大型スーツケースも下ろされていました。

 

その後、検査結果を隔離宿舎で待つ人たちはバス待ちの待機場所に移動。

例の段ボールベッドがたくさん並んでいますが、場所の割り振りも指示されます。

 

SIMカードとかを買うタイミングは今のトコロありませんが、今回は引っ越し荷物の税関審査を通す処理をしてもらわねばならないので、別送品の手続きの為にABCカウンターに行かねばなりません。

職員の方にお願いして、ABCカウンターに連れて行っていただきました。

ワタクシの他に、荷物発送を依頼する女性もお一人いらっしゃいました。

 

彼女はVISAとⅠ94の更新のための帰国だと言っておられました。

ワタクシは、このタイミングでの一時帰国は本当にメンドクサかろうなぁと思いましたが、彼女は「このタイミングでの本帰国は大変だったでしょう?」と労わってくださいました。

お互いに大変ですねぇとマスク越しに笑い合いました。

我が家もスーツケースを送りたかったのですが、荷物預かりは発送の7日前かららしく、検査と結果待ちの2日間を含めて、陰性であっても14日間の自粛を必要とする今回の帰国では、自宅への荷物発送は受け取り不可能。

*2

 

カウンターではパスポートの入国スタンプのコピーを取ってもらい、別送品の税関申告書(割り印付き)を提出します。

コレでシカゴで止まっている我が家の引っ越し荷物を、船と空の二便で日本に向かわせることが出来ます。

ABCカウンターにはsimカードが売っていたので、30日用のモノを購入。unari君ってなんだ?と思いつつ。

結果待ちの宿舎は事前には教えて貰えませんでした。
成田近辺の宿泊になると思っていたのですが、バス移動時間だけで45分以上かかったので相当遠くまで移動した模様。

車内設備は全てビニールで保護された物々しい状態で、窓の外も見られませんでした。

 

到着したのは東急東京ベイ。

この時点で既に17:50でした。

 

今回はANAでの帰国ですが、機内は多分スカスカ。
少なくともワタクシの座席近辺は着座率2割くらいでした。

成田近辺だけでは大きめの部屋が足りないのか?

検疫所のヒトの説明によれば、結果が出るのは2日後の6/11を予定されてるようですが、それもはっきりとは名言されておらず、遅れることはあるようです。

宿舎の部屋には検査結果待ちの過ごし方手引きが置かれており、熟読するように言われます。
また、基本的に検査結果待ちの宿舎はどこも10:30までの退所のようです。

退所の順番も決められています。
・家族や友人による迎えやレンタカーの配車待ちだったヒト
・羽田方面移動のヒト
・成田方面移動のヒト
の順で館内放送にて玄関前に誘導され、10:30が最終です。

隔離場所や移動手段を明記したものを提出しているので、これもおそらくカウントされていると思います。
ワタクシ達は検査結果待ち宿舎が成田近辺のホテルだと思い込み、万が一引っ越し荷物の税関手続きをし損ねた場合を考えて自粛期間の宿泊予約を成田近辺にしましたが、これなら羽田近辺でも良かったかも・・・。(*_*)


宿舎で提供される三度のお弁当はとても美味しいですが、ワタクシとムスメが完食する量ですので、一般的には多分少なめです。
成田内での移動は飛行機を降りる時からずっと誘導される状態で、残念ながらおやつを買える場所もスキもありませんでした。
オヘアでもっとLAYSを買ってきたら良かった。(´;ω;`)ウッ…
家人ならハラヘリ確実。
事前に空腹対策のモノを買っておくのを勧めたいところです。

もしかすると宿舎内で空腹を訴えれば何らかの軽食を出してもらえるかもしれませんが。

ここを出た後に巡回バスが予約ホテル近隣を通るコトは確認済みです。

結果が出た後に乗る空港方面巡回バスは一回だけ利用できる片道ルートです。
また、自己隔離滞在先には陰性結果が出ないと移動できません。

降機から隔離宿舎を出発するまで、ずーっと職員さんに誘導されて付き従うのみで、脇道には逸れられません。

 

検査結果待ちによる予約の日時変更は無料にしておられるホテルが多いですが、今のタイミングなら結果が出るのに2日必須と考えて間違いないようです。
ホテルからすれば、前日キャンセルが無料とか迷惑過ぎるけれど、帰国するまでに身を寄せる先の情報が必要で、正確な情報がない状態では迷惑と知りつつも早めに予約せざるを得なくて。

申し訳ないけれど、一先ず有難く一泊キャンセルさせていただきました。

検査結果次第によっては全キャンセルなのですが。(^^;;;

 

11日の夕方、検査結果の電話が入りました。

12日の朝、ワタクシとムスメは宿舎を出て巡回バスに乗り、予約通りのホテルにチェックインできました。

 

ホテルの従業員さんや保健所の職員さんでしょうか。

「お疲れさまでした。お気をつけて」とバスの出発を皆さんが見送ってくださいました。

空港職員さんもそうでしたが、防護服を着て検査するヒト、マスクで誘導するヒト、多くの方がエッセンシャルワーカーとしてワタクシ達のお世話をしてくださいました。

暑い時期に、きめ細やかに、本当に有難く思いました。

 

海外生活の大事な最後の数か月がこんな状態で、何もかも台無しだという重い気持ち。

はっきり言ってもうこんなコトは二度とご免です。

しかし、日本に帰国した最初のタイミングでひどい経験をしたイメージがないのは、おそらく、多くのヒトの真心を感じたからかもしれません。

今日もきっと帰国者は恐れながら帰国してきます。

大変な職場で、あくまでも仕事と割り切っているヒトも多くいらっしゃるとは思いますが、笑顔で迎えてくださることで安心できました。

読んでもらえることはないかもしれないけれど、ありがとうございました。

 

自粛期間はあと11日。

ラジオ体操で乗り切ろうと思います。(・∀・)

 

*1:ANAのアメニティはトロリーだったので、欲しかった

*2:老いた両親のいる実家に送るともらい受けに寄らねばならず、陰性であっても関東からの移動で公共交通機関を使って移動した後に実家に寄るのは避けたかったので結局今もでっかいスーツケースと共に宿泊中です。