お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

骨折り損でくたびれてます

5月は、一度も書かずに過ぎてしまった。

いく、にげる、さるみたいな言い回しが5月にはないものか。

5月も盛りだくさんだったのだが、忙しすぎて、今やもう忙しかったことしか記憶に残ってない。

 

このひとつ前の日記、4月16日の学校終わりの時間に、ムスメからテキストが届いた。

「おかーさん、足が痛いから迎えに来てください」

どうしたの?と返信すると「Fit Lifeの時間に足を捻った」と。

Fit Lifeは、こちらの学校の体育の授業の一つ。

激しい運動とかではないが、筋力作りをメインに考えた基礎体力維持の授業な感じ。

 

とりあえず迎えに行って、何してそうなったの?と聞くと

「授業後半に時間が余ってバトミントンのチーム戦をしていたら、グニってなった」

と左足の小指側から甲を内転させる様を示して見せた。

先生は用具室に機材を運んでいる最中で、そのタイミングにその場に居合わせなかったらしい。

転んだ瞬間は笑いながら立ち上がったが、あまりの痛みで歩けず「無理っぽい」と伝えると、周囲で一緒にバトミントンをしていたクラスメイトは「うん。アレは絶対無理なヤツ。笑ってるからびっくりしたw」と言ったそうだ。

そしてムスメを体育館に置いてある椅子に座らせて、先生に「○○(ムスメ)が転んで足を捻ったから氷を貰ってくる」と、手当てをしてくれたそうだ。

 

これが6時限の授業の終盤だったのだから、(迎えに行った時間には)まだ負傷後1時間経過していなかった。

 

見た目からして腫れてきていて、足を地面につけると痛い。

そして、体重を支えると痛い。足首は回せる。

歩けはしないが、座っている分にはそこまで痛いワケではないと言う。

最初は捻挫を疑っていたが、もしかして骨折かも?

骨折ならしばらくすると結構な範囲で内出血すると思うのだが、腫れてはいるものの内出血は起きていなかった。

もともと痛がりなムスメなので、痛みの基準がよくわからない。(笑)

 

とりあえずその日はテーピングでの簡易固定(昔取った杵柄・・・)し、翌日にも全く変わりが無ければurgent careに行くコトにした。

 

翌日。

見事に腫れあがり、広範囲で内出血が見られたので骨折であろうと判断。

朝っぱらから友人に電話。

「松葉杖貸してー」

2か月ほど前に靭帯が伸びて松葉杖を使っていた友人J。

早朝の依頼にもかかわらず、7:20に松葉杖を貸してくれた。

痛みはあるものの 普通にしてる分には昨日と同じと言うので、6時限目の先生宛にメールしておいて、テーピングと松葉杖で登校させる。(鬼母)

 

授業終わりにお迎えに行き、その足でurgent careへ。

レントゲンの結果「折れてるねー。5日以内に専門医に行って―」と。

簡易固定を施され、マイ松葉杖と紹介状を出して貰う。

 

英語リミテッドな自分では、症状の説明や予約は絶対無理なので、松葉杖を貸してくれた友人J に早速「お願い」したのでありました。

全く、J サマサマである。

 

そうして最初にかかった病院とは違う病院に通うことになり(最初にurgent careに行くと専門病院に回されるのは普通)、レントゲンの画像を出してもらう手続きの為に本院にアタックしたり、二―スクーターと呼ばれるケア用品をレンタルして貰いに行ったりしつつ、毎朝毎夕に学校の送迎をして、いつの間にかG11を終えることになったのでした。

abc4mobility.com

↑こんなのの、籠の付いてない二つ折りに折りたためるバージョンのスクーター。

レンタルで$40/month(実費)

 

www.braceauthority.com

↑足固定のブーツ。コレは買い取り。

保険で補助されてるけど、明細には$175と記載されている。

何割補助なのかよくわからないが もし全額補助ならば、ソレ以外の診察に320ドルかかってるというコトになる。

 

骨折にかかった費用は、保険に入ってるので今のところトータルで実費420ドルくらい。

入ってなかったら倍くらいかなぁ。

松葉杖の金額 45ドルは全額補助だったけど、近所のWalgreens などで見ると25ドルくらいで手に入るモヨウ。

また、上記の物品を他のサイトで見ても、病院で直接処方されるよりも4割くらい安いみたい。

あと一回は通院の予定。

 

全くよくわからないアメリカの病院事情。

最初に行ったurgent careもそこそこ大きな病院で何か所にも展開してるのだが、紹介された専門医は別系列の大きな病院だった。

ちなみに、レントゲン映像をCDにしてもらうためにurgent careの本院まで受け取りに行った際は、「radiology services」ていう科で「image」を購入。

10ドルのお支払いでCDを焼いてくれる。

その際もイチイチ申し込んで、係の人の説明を聞いて、書類を読んで理解して書くワケで。

も―いったい何のこと言うてんのか、誰か教えてぷりーず。なんであるよ。

大体ヘンテコな勘違いをして、受付のヒトも「ノーノ―!」って言いつつ笑ってくれるので有り難い。

 

ワタクシ、いまだにS+Vだけで押し切ろうとするので、全く通じない。

アクシデントがあるたびに、善良なるアメリカの人々に支えられて生きてるなぁと、有難く、申し訳なく思う。

 

次はプロムの話を書く予定。