お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

ココは井戸。悪口を言うトコロw

今日は住居について書くコトにする。
アメリカの家の作りのポンコツさにアッと驚く為五ぉ郎ぉ〜〜!!!

こっとん家は現在、コンドミニアムという形態の家に住んでいる。
芝が美しく手入れされていて、環境の良い場所だと思う。

学区が住所で決まるせいもあって、地域全体で学校を支えるスタイルは悪くない。
この州内でレベルが比較的高い公立学区なので、比較的富裕層が多く住んでいて治安が良い。
逆にそのせいで、この近辺は地価高騰中らしい。
(駐在の方々に聞くと、家賃が上がったと言っている)
そんな中で住宅は不足気味の様子。

夏の間に、こっとん家の入ったコンドミニアムから少し離れたトコロに新築の住宅群が立ち揃ってきた。
学区が良いせいか優良物件なのかはわからないが、建った端から住人が入っているようだ。


こちらに来て補習校繋がりで何軒かのご家族と交流を持つことができ、子供のコトや住まいに関するお話は尽きることがない。
補習校に通わせるヒトの基本が赴任者であるため、家に関しては借家が普通。
(中には国際結婚で現地在住、持ち家の方もいらっしゃる)

緯度が高いので、冬季は−20℃くらいもあるようで降雪が多く
積もれば当然だけれど雪かきをせねば車も出せない。
個人で一軒家に住む場合、夏は芝刈り 冬は雪掻きの二毛作的業者と契約するか、自分でその作業をするしかない。
よって、除雪機はもちろん 日本では業者が使ってるとこしか見たことないようなそこそこ大きな芝刈り機も普通にその辺で売っていて、各家庭で所持している様子。
(ガレージが広いので問題ないらしい)
なんせ芝を枯らしたりすると隣近所から苦情が入るし、行政から罰せられたりする土地柄。
一戸建てに住む人達のサマータイムの毎週末は、芝刈り必須。

別の州の話だが、オットの会社が借り上げ社宅として契約していた一戸建ての庭の芝を、住人が枯らしてしまい「日本人が枯らした!」と問題になったコトもあるくらいなのだ。
西日本にしか住んだことのない夫婦で、神戸の自宅の庭は手入れが行き届かず芝を枯れさせた前科持ち。
しかも冬は公道から自宅車庫までの私有地は自分で雪かきしないと車も出せないときたら、西日本の気候そのものの緩くて温い生活をしている自分達に、年中無休の過酷な作業がやり通せるとも思えず、一連の作業やメンテナンス込みの賃貸であるコンドミニアムを選択したのだが・・・


コンドにも様々あって、まるっと一軒借家の場合があれば、大きな一軒を内部で複数に分割されているような形態もある(と、交流を通じて知った)。
ウチの場合は、変形4分割とでも言おうか。
2階建てで1階にガレージがあるんだけど、我が家の住居スペースは自分ちの車庫の上ではなく、1階住人の居住スペースの上。
(我が家の車庫の2階部分は、分割のお隣が住まっておられる)

縦割り4分割のコンドならば そこまで気を使わなくて大丈夫だろうに、なぜ変形4分割なのだ。
夜の洗濯や食洗器の稼働はもちろん歩く音まで気を遣う。
トイレに座って考える人ぶっていると、お隣の会話が丸っと聞こえる。
英語がわかるならば確実にコップ要らずで筒抜け。
トイレでふいに漏れるパ行の音すら筒抜け待ったなしなのではなかろうか。

かつて修行中は寮に住んでいたし、独身時と結婚一年目は集合住宅での賃貸だったので全くの未経験ではないが、こんなに筒抜けなのは初めての経験。
そして5年間は結構長いので、できることなら一軒家タイプのコンドミニアムにしたかった。


聞くトコロによると、納得できる物件が見つかるまで数か月間ホテル暮らしをして探す猛者もいらっしゃるようだ。
ウチはオットの現地赴任が6月。アメリカの引っ越しシーズンは夏休みなので、まんま被ってタイミングが悪かった。
物件がかなり少なくて選べなかったことが最も大きな理由だが、3月から3か月間のうち、2か月以上ホテル住まいしたオットは、とにかく早く引っ越し荷物を受け取って落ち着きたかったらしい。

「こっちに来て荷物も最小限でホテルに住んで家を探し続けるのと、(アメリカに)来た時には家があるのとどっちが良い?」
究極の選択?



ココは一般的なコンドミニアムなので、芝刈り雪かきだけでなくゴミは集荷場にいつでも出せるし、住宅のメンテナンスもコンシェルジュのようなヒトがいて受け付けてくれる。
集会場にはジムやシアタールーム、会議室に屋外キッチンや小さなプールも完備されている。

・・・んだけど、居住スペース自体は2階のワンフロアなので、アメリカ=家が広いのイメージからは相当外れているように思う。
なんせ日本から持ってきた食器などがすっきり収まりきらない。
よそのお宅のように地下がないので、「とりあえず段ボールのまま置いとく」という選択肢もない。
(トルネード警報が出た時に、地下がないので焦った)

アメリカなので靴収納はないが、各部屋にウォークインクローゼットはある。
どこもかしこも無駄に天井が高い。そんな高いとこに物は仕舞えない。
キッチンには作り付けの収納スペースが少なくて、細長い食器棚を買ってきて置いた。
今週末の話だ。
机とかベッドとか、必要なものはココから2時間かかる都市部にあるIKEAにドライブがてら買い物に出かけ、これまで数度に分けて揃えてきた。

IKEAは安くていいんだけど、組み立てないと使えない。
今までも土曜に買ってきて、日曜は掃除と組み立てに費やした。
アメリカは先週末から月曜まで祝日で三連休。
オットは月曜午後早い時間にダイニングテーブルと4脚の椅子を組み立てた。

夕方、設置に必要な物品を買い出しに出かけた。
(ムスメは補習校の宿題が終わらず留守番した)
帰宅するとムスメが困った顔で「ちょっと前にインターホンが鳴って女のヒトが来た」
「一階に住んでる者だって言うから開けたら『あなた達は2階でジャンプ遊びでもしてるの?ちょっと気になったから聞きに来ただけなので気にしないで』って笑顔で言われた」と。
確かに昨日はオットが椅子を組み立ててる時に、ちょっと響いてるだろうなって感じてはいた。
先週の月曜に船便がようやく届き、引っ越しの運び入れで迷惑をかけたと思うのだが、その苦情も込みなのだろうか。
「引っ越しの挨拶とか、日本人的慣習は米人にとって悪習。あなたがたが越してきたからって、なんで私の大切な時間を挨拶に費やさねばならないのか?と思われるだけだから必要ないらしい」という言葉を真に受けて、今回も‘五月蠅くしますので’の挨拶しなかったからか?

一階の住人が玄関や各部屋あちこちのドアを閉める時、床が揺れるくらいに響く。
それこそ一日に何度も何度も。
階下に住む人は上階への迷惑はかけていないと思いがち。
今まで 「集合住宅なのでしょうのないコト。きっとウチも確実に音の迷惑をかけてるハズなので お互いサマ」と、オットも娘もワタクシも苦笑いするしかなかったけど、先行で来たか!と言うカンジ。
ちなみに一階の住人は、ご夫婦と3〜4歳と7〜8歳のお嬢さん二人と、白いマルチーズ
お父さんは厚切りジェイソンに似ている。
後攻の予定は今のところなく、敬遠の予定。
一方的に攻め込まれる場合には試合放棄もありうる。
てか、無駄に高い天井を もう少し防音に回せなかったのだろうか・・・


それよりなにより!
いくら治安が良い場所だからって、おとーさんおかーさんが居ない時にドアを開けてるんじゃないよ!!