お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

電卓のハナシ

ムスメは14歳。
あっという間に中学2年。もう写真は載せてはいけないお年頃。
そして「ワタシも行くー」と海を渡って、こちらではHigh schoolなんである。
びっくりするわ。

現地校では電卓が必要で、数学で使うようだ。
しかし、電卓は小学校の頃から必要な物品らしい。

日本の数学は電卓は使わない(ハズ)。
少なくともワタクシが中学の頃は筆算と暗算だった。
新世紀の数学は電卓可なの??(不安)

自分については、高校の時も使った記憶がないな。
その後は繊維学や統計学をほんのすこーし齧った時に電卓は使ったが、それは計算が主たる目的でない学科ゆえ。


全く見当がつかず、どんなのが必要なのだ?と補習校で同級生の子に聞いてみた。
見せて貰ったのは関数電卓だった。
小学校の時に買ったモノらしく
「高校のはわからないから確認した方が良いと思う」
だと。(^^;


そもそも小学生に関数電卓って必要ないやん・・・って思うよね。
実際にsin・cos・tanキーを使うかというとそうではないかもしれないけど、
日本と勉強のシステムが違うようだしな。

日本の数学は基本、九九ができるの前提。
四則計算や九九が普通に理解できるハズ、と思うのは日本人だからなんだって。
(四則計算、ややこしいのはワタシは苦手なんだが)



聞くトコロによると、学び方の違いは こう考えるとわかり易いそうだ。


積み上がるレンガの体積は同じ。

Aは1段目から出来上がる面積分を展開。
2段目3段目と徐々に上に積み上げていく方式。
それゆえに、2段目を抜かして3段目には行かない。(行けない)
段数を重ねて積み上げていくことになる。

かたやBは出来上がる高さに積んで、ひょろ高い状態のブロックを幾筋も寄せていく。
それゆえに、初めの頃から思いもよらない高さまでブロックを積み上げる。
一定の高さまで高低を何度も何度も繰り返し、体積を広げていく。

どちらの学び方が向いているかは、ヒトによって違うと思うが、まー、どっちもどっちだなー。


で、そういう学び方をするから、小学校の頃から関数電卓が要るのかな?と。
オットが言うには「日本によくある普通の電卓(関数電卓ではない)は四則計算はしてくれないけど、関数電卓だと大かっこ小かっこの計算(四則計算できる)ができるからじゃない?」だそうで。




さて電卓。

日本で売ってる普通の電卓は100均で買っても性能に早々違いはないが、関数電卓はさすがに100均に売ってない。
(あるのかもしれないが見たことない)

どこにでもあるスーパーのMeijerやwalmartは今「BACK TO SCHOOL」セール真っ最中。
ずっと目にはしていたが何をどう揃えるのかもう一つわからず、補習校で同級生になる子たち聞く機会ができてホントに助かった。

そこで売っている電卓はみな関数電卓ばかりだった。
お値段は10ドルくらいから20ドルくらいまで。
色も事務的なモノからスケルトンやパステル等、文字通りイロイロ。

日本の量販店で見かける関数電卓は黒やシルバーばかりだが もうチョット高価だ。
(昔に比べればずいぶん安くなったようだがそれでも2000円後半〜5000円くらいしたような気がする)
使うヒトが理系の大学や職業的モノと決まっているからCUTEである必要性がないのだろう。

いずれにしても、丁寧に扱えば高校まで使えるかもしれないが、小中学生がそんなことに気を使うとは思えない。(^^;



先日、通学する現地校の面接に行った時にいくつか質問を用意していった。

高校で使う電卓に指定があるのか?の質問に「普通の電卓よ」と見せてくれたのはやはり関数電卓だったが、補習校の彼女が見せてくれたモノと同じ品番だった。
(彼女のは先日壊れたそうで、高校入学に合わせて買い替えると言っていた)

↑これと同じもの。でも色はピンクだった。
(米Amazonでは販売されている)
やはり高校まで使う前提のようだ。



その他にPCも必要だそうで。

窓や林檎の縛りはないようで、更に英語対応でなくとも良いそうだ。
日本からムスメ用に一台持ってきてはいるが15インチ超のフルサイズ。もちろん日本語対応品。
(最近のは10キーが付いてるモノが多くて大きい気がする)
持ち運びには不向きなので、14インチくらいのを買う方向で思案中。
どっちのを買うかなぁ・・・




実際のトコロ、電卓よりPCより問題は言葉の壁なんだけど、それはもう、しがみついてでも登るしかない。(^^;
文系の脳みそをフル回転して、なんとか這い上がれ。
学校で打ちのめされる分、家では美味しいモノ攻めにする予定。

ワタシも頑張って日常会話を This one please! から脱却を目指さねば。