われは海の子
童謡として聞くと、あまりにも力強くて。
今まで知らなかったけど、こんなに長い曲だったのね。
文部省の唱歌として認定されているにもかかわらず、現在は4番以降は無かったもののようにされてる。
知らなかった原因の一つかも。
日本は本来 海洋国家なのだから、このくらいの意気がなければ周囲に飲み込まれてしまう。
そうやってこの国は立ち続けてきたのかもしれない。
1 われは海の子 白浪の
さわぐいそべの松原に
煙たなびくとまやこそ
わがなつかしき住みかなれ
2 生まれて潮にゆあみして
波を子守の歌と聞き
千里寄せくる海の気を
吸いて童(わらべ)となりにけり
3 高く鼻つくいその香に
不断の花のかおりあり
なぎさの松に吹く風を
いみじき楽(がく)とわれは聞く
4 丈余のろかいあやつりて
ゆくて定めぬ波まくら
ももひろちひろ海の底
遊びなれたる庭広し
5 いくとせここにきたへたる
鉄より堅きかいなあり
吹く潮風に黒みたる
はだは赤銅(しゃくどう)さながらに
6 波にただよう氷山も
来たらば来たれ 恐れんや
海巻きあぐる龍巻も
起らば起れ おどろかじ
7 いで大船を乗り出して
われは拾わん海の富
いで 軍艦に乗り組みて
われは護らん海の国