お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

整理整頓

和裁士を名乗って既に四半世紀。(内10年は趣味の和裁士)

だいぶ残布が溜まってきた。

そもそも残布はお客様のモノなので基本的には全部お返しするのだけれど、
パーツごとに何枚も端切れが出た場合は、
大きいモノを2枚くらいお返しするだけの場合もある。

例えば
・訪問着などで既に粗裁ちされてる袖底や衽上など。
・コートの変わり衿仕立ての時の衿型の残りや前落とし。
・着物の裾回し(八掛)の端の色見本。
・胴裏の衽上。

端切れも
羽織の場合は羽織紐、
コートの場合はクルミボタンや内ポケットの足し布、内紐・飾り紐等にも使うので
裁ち出したもの全てが残布になるワケではない。
そして、もしものコトがあるので仕事の残布はすぐにはゴミ箱に入れず取っておく。

大体は並み幅(反物の幅・38センチ位)で大きく残る事など無いように
余分は内揚げや縫い代に入れ、仕立て直しのできるように裁ち合わせる。
もともとの反物の丈数もほぼ決まった分量なので、和裁士の手元に残るような残布は、
ほんとーに端切れ。



そうは言っても四半世紀。
溜まる。お金がこんな風に知らないうちに溜まると良いのに・・・

大体は2,3センチ×20、もしくは40の残布。
少し大きいものになると、
20センチ角くらい。
8センチ幅くらいでながーいの。
5センチ×40センチくらい。

品は正絹(織りは夏冬入り混じっていろいろ)、金巾、
木目込みやつまみ細工をするにはちょうどいいカンジなんだけど
不幸にもそう言う趣味のヒトが周囲に見当たらない。

とりあえずアイロン当てて整理してる最中。
一向に終わらない・・・

誰かご入り用ならば送料のみで譲ります。
遠慮なくどうぞ〜。