お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

言葉の壁にぶち当たる。

奈良でお店を構えていらっしゃるお花屋さんのネットショップがお気に入りです。
寄せ植えがとても素敵なお花屋さんで、寄せ植えに使う小物も個性があります。
ショップ(常時開店してるお店ではなく、営業日を事前に告知なさいます)の他にも
寄せ植え教室などを催しておられるようで一度参加してみたいのですが、
なんせ奈良ですし、そうそう足を運べません(^^;


ですが、実は先日奈良方面に行ってまいりました。  
ムスメの代休を利用して、奈良国立博物館で本日*1まで開催されている
正倉院展を見に。
その日はお花屋さんが開店日だったので、初めて店舗に寄せていただこうかと思ってたのですが、
直前に、残念ながらの臨時休業とHP上で告知されました。

ワタクシは涙をのみましたが、ムスメはその分の時間を利用できて喜んでおりました。
・・・仏像館です。



現在高校生の姪っ子がかなりマニアックな歴女で、従姉の影響をいちいち受けるムスメは
何が何だか分からないまでも、相当興味を持ってるらしく
鼻息を荒げてガラスにへばりついては、ガラスを曇らせて回っていました。

正倉院展を巡る間は「ねぇー、まだ〜?」だったのに、この意気込みの違いは何?



ワタクシの感想ですが、正倉院展は素晴らしかったです。あ、もちろん仏像館もね

思いのほか瑠璃坏(るりのつき)が小さかったのに驚きました。
考えたら、杯みたいなモノですからコップやグラスのサイズなんでしょうけど
教科書や画像でしか見たことなかったから、その大きさは
なんだか勝手に誇張されて大きく想像してました。*2

その他にも琵琶や双六盤などに施された「宝物」の名に相応しい象嵌螺鈿の細工は、
すでに8世紀には完成された美だったんだなぁ〜と
なんだかもうただただウットリ。

「刀子(とうす)」と呼ばれる小刀も、画像では立派なサイズに思えるのですが
展示された実物はとても華奢。鞘に納まった状態で20センチくらい?
文具として紹介されていたので、肥後の守的な使われ方だったのかしらん。
もちろん実用できたでしょうが、それより何より柄や鞘に施された細工は緻密で美しく
それこそ地位の高い一握りの貴族・豪族しか持つこと叶わぬ品に違いなくて。
誰がどんなふうに使ったのかを考えると、ドキドキしました。

あと、目を引いたのは香炉。
銅の薫炉とよばれる球形の香炉で、転がしてもお香の皿が並行を保つ優れモノ。
これはスゴイ!

唐花模様で出来た球形の外周と、その内側にサイズの違う3本の環を交互に番い、
一番内側の環に付いた香皿が常に地面と平行であるようにできている。
転がっても簡単には火事にならない。
天地明察」で出てきた天体の動きを表す模型?みたいな作りになってた。

いつの時代も発明はなされるし、それを具現する職人も存在するんですねぇ。
やー、いいもん見ました。

それほど大きな宝物でないってトコロが、ちっちゃいもの好きなワタクシのど真ん中でした。



・・・・・・・書きたいコトが正倉院の興奮ですっかり流れてしまいました。
ここまで、今日のタイトルにカスってすらないですね。(^^;

そう。お花屋さんです。
前回売り切れて手に入らなかった鉢植えと共に、セダムを昨日注文したのです。


ここ数カ月、空き缶をリメイクして鉢にしようかとトマト缶サイズの空き缶を
せっせと貯めてました。今、15個くらいあります。
お花屋さんの店頭でセダム多肉植物を入れて売られてるのをみたら、
自分でもできそうな気がして。


お得意の見よう見まね。
缶切りで切りっぱなしの縁のバリをヤスリをかけてから、ペインティング。
でもヤスリだけではスッキリせず、手を怪我しちゃいそう。
で、プライヤーで一度押さえてからヤスリをかけてみた。これなら大丈夫。

でも、見るとやるでは大違いでした。
軍手もせずにヤスリでゴリゴリやってたら、7個目くらいで指にマメができました。
鉄棒以来?(^^;

さて、とりあえず2個だけ色のパターンの試しに塗ってみた。ペンキも乾いた。
ココに何か書きたい。

花よりも花の如く」という漫画が目の前にあったので
エキサイト教授にお願いしてフランス語変換してみる。

C'est comme une fleur d'une fleur.

おー、おふらんす!o(^∇^)o
でも、あってるのかどうかわからないので、それを日本語に再変換。

それは、花の花に似ています。

・・・なんか、思ってたのと違う( ̄_ ̄ )

じゃ、じゃぁ
玉手箱」は??

これも再変換。

・・・・・・なんじゃそら。( ̄∇ ̄;)
や、まぁ浦島太郎的な意味での玉手箱なら、あながち間違いでもないか。
翻訳や意訳って言語に不自由なワタクシにはハードル高過ぎです。(TT)
芋版でも作って番号とかにしとくか・・・



時代を背負うような芸術を作り上げた職人さん達の情熱に敬意を払いつつ
そろそろ本職に没頭するコトにします。

*1:11月12日

*2:今回初めて「杯」ではなく「坏」という字だと知りました。