もう5月も末
もうずいぶん前になってしまった感のある金環日蝕ですが、今更ながらのこの内容でw
4月末頃は、日蝕グラス付きの特集本が本屋で平積みで並んでいたけれど
そもそも天体観測なんて「わ〜きれい☆」くらいにしか興味がないくせに
当日の天気が悪ければ800円〜1000円近い出費も意味ないしなぁ〜と
出し渋っていた。
週間予報が出て晴れるようだとわかった時、ムスメに見せてやらねばならない!と
にわかに親心という名のミーハー魂が騒ぎ出す。
本屋を巡ったけれど、もはや時遅しww 当り前だ。
しょうがないので、ムスメが学校でもらってきた
「金環日食を直接見てはいけません」という名のプリントにある
自宅にある簡単な道具での観察方法で・・・と思っていたのだけど。
オットが言う。
「日蝕グラスがあれば、6月6日には金星も見られるって」
えー!じゃぁ紙に穴開けて壁に映すとか、手鏡に反射させて太陽を壁に映すとか
そういう手では、金星は見られないんじゃないの??
もはや「何としてでも手に入れなければ!」モードに突入したワタクシは
実家*1にあった溶接の時に使う面を思い出す。黒い硝子のついたお面。
オットにそれを言ってみると
「あぁ、あれでも十分だと思う。ただし、遮光ランクがあったはず」
と調べてみたトコロ、代用はOKだけどランクは#13以上で、と。
同じコトを考えるヒトは多いようで、一軒目のホームセンターでは
遮光ガラスのスペア*2は売り切れ。
二軒目には、#8と#10がまだたくさんあったので、#10を3枚購入。*3
クッキーの空箱を利用して家で簡単工作。
2枚重ねて貼れば#20の日蝕グラスの出来上がり。*4
当日。
予定時間通りに日蝕は始まり、地上からみて右上部から欠けて
じわじわと中央まで蝕は進んで金環となり、左下部に移動してゆき・・・
玄関脇にある植栽の木陰が、どれもクロワッサンの形に映った時、
なんて不思議!と、オットとムスメが出勤登校で居なくなった後も一人で大騒ぎ。
昔読んだコミックだと思うんだけど。
古代、太陽が隠れると言うのはものすごく恐ろしいコトで、
神の怒りを解くために生贄を奉げるとかなんとか。
現代はなんとお気楽なコトか。
でも実際どっかの観測*5によると、
日蝕時に地表の温度は0.6℃下がったとか。
風のある日で上着を着ていたからか、あまり温度の差を感じなかったけれど、
これって結構なコトなのではないだろうか。
そりゃ生贄騒ぎになるワケであります。
そんな古代に思いを馳せつつ、今頃、今更な日記を書いてるワケだけども、
間もなく金星通過の日なので、改めて手作りグラスを握りしめ、
天を仰ぐ為にも天気予報から目の離せない日々なのです。