お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

本日の絵本11  フリマ後記。

久しぶりの本日の絵本。いくつか話を飛ばしましたので、ナンバリングは11と言うコトに致します
「かっぱと柿」
所要時間10分程度

うーん、おもしろ切ない。皿のひび割れた絵が特に。
水鉄砲的なカッパの体の神秘やばーさまのくだりが面白く絵本として朗読として良品。
どっとはらーいって言葉を初めて知りましたワ。


カッパと言うと、思い出すのは芥川龍之介の「河童」

お腹の大きな河童かーさんの股ぐらに向かい、産婆河童が生まれるコトを望むかと
胎児河童に問うシーンは、かなり衝撃でした。
実際にその様子を想像すると新喜劇ばりに笑えそうなんだけど、作中の内容に笑える要素はなく
ただ、生まれる前から「個人」であると言う河童文化に、作家自身の憧れの投影を感じました。

なーんて文学的な物事よりも、その本との出会いを思い出すワケで。
当時小学4年か5年だったワタクシ。
夏のプール開放に小学校へ毎日泳ぎに行っておりました。
学区内の大学生がバイトかボランティアかは分からないのだけども監視員として来てくれてて、
彼の読んでいた本が「河童・或阿呆の一生」の文庫本。
「何読んでんの?なんて書いてあんの?」
「かっぱ・あるあほうのいっしょうって本や」
「ふぅん。おもしろい?」
「まぁまぁやな」

彼がどのようにその本をチョイスしたのかは解らないけれど、
河童育成所と化す夏のプールからの連想という線が一番濃厚なのではないかと。
しかしそもそも監視員が片手間に文庫を読んでる時点でアウトー!なんだけども
大昔のことゆえ、その辺は大らかなモノでありました。


さて。
先週末のフリマのご報告。
寒い寒い風の朝でしたが、がんばって行ってきました。
ワタクシの出品以外は、衣料品やバッグのリサイクルがメインのブースです。

結果、ハンドメイド品も1点お買い上げいただきました。ありがたい話です。
でも買ってくれたのはわざわざ見に来てくれた友人なんで、そもそもご祝儀的なカホリがするんだけども(^^;

まずはそのフリマの名目が「リサイクルマーケット」ってコトで基本は不用品売買。
なので買いにいらっしゃる皆さんも、ディスカウントが当たり前の状態。
しかもこういう催しはいち早く良品を見つけねばならないと知ってらっしゃるので
10時からオープンのハズが9時から人だかりが出来てしまっていて、陳列などしてられない。
衣装ケースにどかっ!と入ったままの衣料を掘り出す喜び?っていうか、
ハンガーに掛ける作業もできず、分類してもキリがないのでもはや放置。

こういう場で、ハンドメイドの出品がかなーり場違いであったコトは否めませんw
ハンドメイドだけでなく、値段が500円を越える品はほぼ売れないと言う・・・
後ろのブースで開いていた骨董屋さんが「今日は無駄足やったわー」と寂しげでした。*1


同行ママの出品で新品の花柄シャツをムスメが気に入って「コレ買って!」攻撃。
目の前でネダられては買わないわけにいかなくて財布を開く。マケてくれて600円で購入。

ブースと駐車場を清算して、ワタクシの収支決算は見事に真っ赤でありました。

 
ブースの端っこでちょこんと陳列。コレは一点売れた後。
次はご近所ママとハンドメイドをメインにガレージセールでもやろうかな〜。
庭でやるなら売れなくても場所代は要らないし、お客さんにお茶の一つも振舞えるしね。

*1:
ワタクシのがま口を見て、ムスメさんが「第6回はんどはぁと」に出店したと言っておられました。http://handheart.exblog.jp/i14
「搬入を手伝ったけどオヤジには場違い過ぎて・・・」とも。