お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

恵みの秋

実家から新生姜が届いた。
隣近所にお裾分けをすると「茎の付いたままの生姜って珍しい!」と、喜ばれた。

今年の夏、田舎育ちのくせに茗荷の生えてる場所がわからなかったワタクシは、母に
「モノを知らんなぁ」と驚かれた。*1
普通にみんな知ってるモノなのだろうか。

その時に生姜も畑の畝に育っていたので、きっとアレらが我が家に届いたのだろう。
売られている土生姜のように大きいものではないけれど、自分が生まれ育った土地の
昔ながらの畑で収穫された食べ物は、どんなモノより滋味溢れる気がする。*2


実家では新生姜を茎のまま梅酢につけて紅生姜にする。(はしかみに似てるけどそんな上品ではない)
そしてソレをガリっと齧るのだが、小さい頃は苦手で食べられなかった。
*3

今回は甘酢漬けを作るコトに。
スライスして塩でもんで、砂糖と酢とはちみつを煮溶かした甘酢で煮る。
ちょっと酢が足らなかったので、甘め。


何年か前に実家から持ってきたシソ(大葉)が庭で繁殖。
夏場はシソを食い荒らすバッタとの戦いなのだけど、秋になるとテントウムシの幼虫がいっぱい・・・

↓今はこの状態。種がわさわさ・・・(ケータイでの撮影なので画像が粗い)

 

虫の付いてない、まだ若い種子を茎ごともいでよく洗う。
熱湯にくぐらせる。
しごいて種だけにして塩で揉んでしばし放置。

たったこれだけでものすごく味わい深い付け合わせの出来上がり〜。
鶏肉に添えたり、チャーハンやおにぎりにも。
この時期にしかできないご馳走。


注文していた口金到着。
うふふふ〜。やっとこさ出来た〜。

 

小さなバラのモチーフの真ん中に、スワロを飾ってみました。
ムスメからの熱い視線を感じますが、こないだがまバッグをプレゼントしたところなので
今回はあげませーん。

*1:茗荷の枝葉は知っていたのだが、一般的に食する芽の部分が見つけられなかった

*2:産土神様に守られた土地で採れたものだもの。ワタシの体に何よりも必要なものだと思う

*3:ほとんどのコドモは、生姜を苦手に思ってるでしょう