お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

ハイスクールの試験

アメリカ在住1年と7か月。
しんどい時間は永遠のようにも思うけれど、振り返るとマッハで過ぎた。

オットに至ってはもうひと月したら丸2年やん。
彼の場合は別の州にまず入って、数か月を過ごしてから現在の州に移転したので、彼の中でのカウントはまだ1年と8か月くらいのイメージのようだ。

一年と7か月と言っても、実際は現地校のながーい夏休みに入って間もなく渡米しているので、ムスメの英語地獄は学校の始まった9月6日、渡米して2か月後から始まっている。
なので、彼女の中での虎の穴ライフはまだ一年と半年に満たない。
現時点でのムスメの英語力はジワジワ〜ってカンジ。
ワタシと比べるとまるで天と地ほどの聞き取り能力なんやけど、如何せん知らん言葉が多過ぎて。

来年度、つまり今年の9月にはムスメはG11。
秋くらいには現地校のシステムで必ず必要なSAT(日本で言うトコロのセンター試験みたいな?)を受けることになる。
大きく違うのは、この試験が高校在学中のカリキュラムに普通に組み入れられていること。
現地で大学進学するかどうかはともかく、授業の一環として受験するシステムである。(ウチの高校だけかもしれんが)

そしてハイスクールに入ったG9からPSATという名でpre examがあって、毎年その受験の練習をするのである。
ハイレベルな大学進学を目指す学生たちにとって人生を左右するこの試験。
高校在校中に何度か受ける機会はある。
ある程度以上の一番良い点数でキープして置くことが重要で、点数の有効期間があるのでG11以降の受験でコレで最高と思える点数が取れれば、それでよいのだ。

高校までが義務教育であり、公立学校が住居の区割りで決められている現地の学区において、この成績は地価にまで及ぶレベルの大ごとで、学校の成績向上については地域挙げてのイベントに近い雰囲気が感じられる。


この試験の点数は大学入試に直結なのであるが、日本でセンター試験の受験が必要でない学校があるのと同様に、アメリカでもこの点数の必要のない大学もある。

そしてこれはESLクラスの子もネイティブな生徒たちと同条件で受ける。
日本語が片言の外国人が、日本語でセンター試験を受けると考えて貰えば一番わかり易いかもー。
現地の大学に通うわけじゃない生徒がなんで?と思いたいとこだが、帰国受験した時に提出義務のある大学もあるので重要であることは現地人と同様。

しかし。
何だかよくわからない受験システムなので、間違ってた認識がある気もするのでもうチョット探らないとダメやな。
まことに息つく暇無しなんである。