お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

コレは日記がご無沙汰だった言い訳です。

王様の耳はロバの耳・・・

ワタクシはコレから4月下旬までに

襦袢
付け下げ
喪服
訪問着
変わり衿(千代田)コート
留め袖

・・・の順に縫うらしい。(OKしたワケではない)
まだ増えるかもしれない。
縫い子さんが一人1月に辞めたらしくて、その分の仕事がドカドカっと。
そう言う情報は、事前に欲しい。
なんでこんなに忙しいんかなぁ・・・と2月じゅう思ってた。

週末や春休み帰省を計算に入れると、回らない。

小学生の子供がいようとアレルギーで苦しんでようとそんなコトは仕事には関係ない。
引き受けたら必ず納期を守る。これは鉄則。
でも「無理」って宣言しても押し込もうとする。
「無理って言われても、やってもらわなどうにもならん」と引き受けてなくても
納期も言わず、品名を伝えただけのコトを「引き受けた」にすり替える強引さなのに
「こっちはきちんとやってる!」と譲らない。ホントに勘弁してほしい。

無理やり押し込もうとするならそれなりの対価を用意してもらいたい。
お店からしたら縫い子は店子扱いかもしれないけど、従業員ではないよ。



さて、3月1日。上の件の数日前のコト。
ピアノの発表会は3月末。
合同でやる2クラス分の衣装の算段は、何故か今回もワタクシ。
全身に‘無理’オーラを纏って
「3回もワタシがさせて貰うのもなんだし、どうか他のヒトに引き受けてもらえれば」
と、どんだけ断っても誰も引き受けてくれず、結局先生に「お願いね」って・・・
こういうのって持ち回りなんじゃないの??(^^;

しかも、引き受けるコトを拒否ったママさんからの注文。
「うちの子は暑がりやから、半袖でお願いね」

この時期に半袖って・・・(^^;;;
そゆのもネットで探せば見つかるけれど、品質に責任が持てないのもマズイので、
とりあえずまずは一つ注文して確認してから・・・とか毎回やってるんだけども
きっとそんなコトまで考えてないんだろうなぁ。

今回のテーマは新選組
浅葱のダンダラに誠のモチーフをアイロンで半袖Tシャツにくっつける。
頭には鉢巻き。布を調達して縫う。
ってコレを6人分、ワタクシがやるワケです。



衣装のお鉢が回ってきた時に、まだお針子さんの退職を聞いてなかったんで
商品は横に置いといて、とりあえずモチーフをパソコンで作るのを優先にしてた。

そしたら職先から
「早くやってもらわないと!後がつかえてるんだから!!」
って怒られた。久々に、ムカついたんで
「急ぎだったらそう言ってもらわないと困る」
と反論すると、
「お尻叩かなアカンかったんやね。普通に縫ってたら上がってるハズでしょ?」
と返された。


・・・・尻叩かれたらワタシも辞めるぞ・・・
と心の中で罵りつつ、とりあえず後回しにしてる理由を一応述べた。

「ピアノの発表会の衣装をしないとダメなんで、そっちを優先してるから急ぎはムリですよ」

すると
「まぁ、あなたの遅いイイワケはいいから」とぶった切り、
冒頭の品名を「段取り組んどいてね」と一方的に告げられたワケであります。



くそー、みんな好き勝手言いやがって!!と脳みそ沸騰。

自分は全く引き受ける気がないのに「もうそろそろ考えな間に合わんで」って。
衣装の件をこっちから言い出したら負けだと、3月に入っても口をつぐんでいたのに。
「いつもいいの揃えてくれるから」とか「どんなのしたらええか思いつかんし」とか
そんなのどうでもいいんだよ。
絶対に引き受けないつもりだったのに、先生に言わせるなんて。

で。
もう2週間しか猶予のない状態で「うちの子は暑がりやから」と注文だけは忘れない。
「いつも任せっぱなしで悪いなぁ」が悪意にしか聞こえんわ。


仕事は仕事で、縫い子不足の伝達もなく調達もしてない怠慢を棚に上げて、
「頑張ってもらわんと困る」とこっちの尻だけ叩かれても・・・
てか「縫い子の尻を叩かんかった私が悪かったんかな」って、何様やねん。


3月に入ってからココまで心の中で罵詈雑言の嵐。
せっかくやるなら自分も楽しんでやりたいんだけども、どうにも怒りが治まらない。
多分、今のワタクシは悪人顔。



そろそろ井戸から葦が生えてきそうなので、仕事しよ・・・