四月朔日 ⇒ 四月
四月朔日で書いてたら、アップする前に日付が変わってしまって、わたぬきの日を跨いでしまったのでタイトル変更。笑
残念。
このイキモノはウッドチャックなのかゴーファーなのか、それともグランドホッグ(カタカナで書くと正確に書けないけど、グランフォグとしか聞こえない)なのか。
先日のESLで、裏庭に出没する動物の話になった。
春は冬眠していた動物が覚めたり渡り鳥が帰ってきたり、更に繁殖期なのでニューフェイスが訪れる季節。
上の写真。
一昨年、初めて見た時に画像を検索してゴーファーだと思っていたのだけど、ポールが「コレは庭に出る?」と画像を見せながら聞いてきて、画面に目をやるとワタシがゴーファーと認識していた動物を指して「コレはウッドチャックや」と言う。
平地に穴掘って冬は冬眠するので、暖かい時期しか地上にいない。
我が家に出没する個体の画像をポールに見せると、彼曰く、「まだ若いな。尻尾小さいし」
一番上の画像のウッドチャックと別の個体と思われる。尻尾がもっとふさふさしていたし。
どちらも北隣の裏庭方面からやってくる。
グランドホッグとウッドチャックは同じ動物のようだけど、ゴーファーは??
今度聞いてみようと思う。
そしてこのウッドチャックについて話が広がった。
春には「グランドホッグ デー」というお祭りがカナダや北米の各地で行われるらしい。
コレは2月2日に決まってる様子で、有名なのはペンシルバニア州のお祭りだそうな。
しかしこの時期の北米はまだまだ雪いっぱいなんやけど・・・と思ったら春を占う行事やと言う。
「ウッドチャックがネストから出てきた時にシャトーがホニャラララ・・・」と言ってるが聞き取れず、何の説明をしてるのかわからない。
シャトーは城、でも既にネストって言ってるから住処とかの意味じゃないやろし・・・と連想ゲームの開始。
「サンシャインでシャトーができるやん」と言った時、ようやくシャトーではなくシャドーか!とわかった。
穴から出てきて(自分の陰に)驚いたらまだ6週間は冬、驚かなかったらもう春はすぐそこなんやとか。
レッドシャドー(赤影)とか刷り込みされた昭和の頭には理解すんのに時間かかるわ!
以下引用
「グラウンドホッグ(ウッドチャック)は2月2日に冬眠から覚めるが、外に出て自分の影を見ると、驚いて巣穴に戻ってしまう」とされており、春の到来時期は、晴天(影を見た)場合は「冬はあと6週間は続くだろう」、曇・悪天候(影が見えない)場合は「春は間近に迫っている」と占われる。
もっとも有名なのはペンシルバニア州パンクサトーニーで開催される恒例行事だが、北米各地で同様のイベントが行われ、テレビや新聞で報道される。
つまり、寝込みを2月2日に無理くり叩き起こして気象占いをすると言う、グランドホッグにしてみれば迷惑極まりないお祭りなのだ。
グランドホッグは一応雑食らしいが、木の実はもちろん木の芽もまだ出ていない時期に起こしたって、そら穴に帰りたいに決まってる。
目ぇ覚めてしもたらお腹も空くやん。*1
穴から這い出て驚くとまだ冬が続くし、驚かないと春が来たってコトの意味も一周回りすぎててわかりにくいわ。もっとストレートなんが好みや。*2
********** 一応、お天気を解説。飛ばし読み推奨 **********
北米の1月2月は雲一つない晴れの日中も多く、晴天のおかげで放射冷却現象とかがおきて、時に気温は-20~-30℉とかになったりする。
つまり冬真っ盛りってコトなんである。
サラサラのパウダースノーがキラキラしててそれはそれは素晴らしく綺麗だが、良し悪しやなーと思う。
冬でも湖がまだカチカチでない頃に天気予報でしょっちゅう聞くのは lake-effect snow で、比較的に暖かい湖上空に冷たい空気が流入して、水分を得たトコロで雪雲が出来て湖周辺の風下に雪を降らせる。
カチンコチンになって最も寒い時期は晴天続きで放射冷却。
どっちにしても最高気温が氷点下なので寒いのには間違いない。
反対に春っぽい風が吹き出すと、曇天が多い。
2週間前にはまだ釣り人が湖の上を歩いていたが、先週はもうアチコチの氷が解けて、鳥くらいしか乗っていられない状態だった。
冬の間たっぷりあった雪や氷が一斉に解けて雲が発生し、夜間には小雨が降る。
他の地域は知らないが、ワタクシの住んでいる地域は夏までそんな調子が続く。
冬の間乾燥しまくった空気がそこはかとなく潤い、地中で春を待っていた植物が一斉に芽吹きだす合図なんである。
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昨年の4月の写真を探していたら、こんなのがあった。
↑ コレは4月13日。
そして、↑ ↓ 4月17日は雪が降っていたらしい。
一回春めいたものの、あ、まだ残ってたわ。みたいな調子で雪が降ったカンジ?
冬が去って本格的に春とは言え、春の足音ならぬ雪の足跡では水まだ冷たしなんである。