お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

言語。終業式とバイリンガルのはなし

ちょっと覚書。

 

言語領域の研究者がモノリンガルは一輪車、バイリンガルを自転車の両輪と例えていた。

二輪(バイリンガル)であっても、前輪が大きく後輪が補助輪程度だったり両輪が歪で乗りこなせ無かったりするコトもある一方で、両輪が安定したバランスであれば、多言語話者として処理速度は早く、相乗効果も目覚ましいものがあるらしい。

搭載した脳内OSを軸に多言語を駆使した仕事をしておられる方は、両輪の相乗効果で物事を考え素晴らしい仕事や作品を残されたりするのだろうなぁ。

 

と、努力もできぬのに無いものねだりをしている。笑

 

先週の日曜は、平成30年度の日本語補習校の終業式。

現地在住で小学校一年生から中学二年まで8年間通ったⅯちゃんは、この日をもって退校した。

現在アメリカ現地校でG8の彼女の日本語語彙は日本の中学二年生と比べて勝るとも劣ることの無いレベルで、終業式で読み上げた、バイリンガルとしての自分のアイデンティティを題材にした作文は、親でなくとも涙目になるほど立派なものだった。*1

この9月からはG9でハイスクールなので、増える授業内容に備えて一区切りとしての退校だったが、卒業と言ってあげたい気持ちでいっぱいだ。

 

快走するバイリンガル脳。

ムスメと同級の K ちゃん(中学3年で卒業済み)や M ちゃんを見ていると、全く異論の余地のない説だな、と思う。

 

*1:MちゃんのママJは友人だが、文脈の推敲の為にMちゃんがJに事前に見せた時「なにも見ずに自分で全部書いたの?」と聞いて憤慨されたそうな。や、ソコはまず感動してやらなアカンやろ