お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

My English skill is limited.

体中に湿疹が出ている。
随分マシになったが、体中が痒くて眠りが浅いのには参っている。

もともと日本に居た頃から、とある種類の湿疹が体調の悪いタイミングによってポッと出る。
時を逸すると完治までモグラたたきの状態でシツコイのだが、初期に対処できれば通院せずにワリとスッキリ治る場合もある。
これは皮膚科で処方されるステロイド系の塗布薬で落ち着き、数週間もすれば痕もすっかり無くなるコトがわかっている。

軽いうちに行った方が良いと思ってはいても、言語が不自由なワタクシが病院に行くにはまず予約が必要なのだ。
対面で、筆記を込みでの意思疎通が可能ならまだ何とかなるが、電話で相手の言う事を聞き取り、症状を伝えたり医師の名前を伝えるのはのは非常にハードルが高い。

ムスメに「魂の英会話」と形容されるワタクシの言語能力では、このハードルは垂直の崖レベル。
電話で魂は伝わらない。
結局、本当に本当にひどくなる時まで通院しようと思えない。

今回、アレルギーシーズンで体調不良が続き、湿疹が出ている状況のまま二ヵ月を過ごしていた。
この2週間は、少しひどくなってきたので日本から持ち込んでいた「ム〇 アルファEX」を塗布していた。
この〇ヒはステロイド配合の塗布薬なので、昨年は軽いうちに塗って快癒していたのだが。


そんな中。
先日、揚げ物をしていて中で具が爆発。
高く跳ねた揚げ油が、手・肩・足や顔に飛び散った。
アメリカの独立記念日を控えて、我が家では一足先のFIREWORKS・・・
(笑えへん、とオットに呆れられた)

幸いにして顔へはごく小さな飛沫のみだったが、その他の部位には大小の水ぶくれが出来てしまった。


そうして肩にできた水ぶくれの一つが潰れて、まず首回りと肩回り、そして上半身全体、最終的に全身に小さな湿疹ができた。
もとから出来ていた湿疹も、やけどしてから更に悪化。


この状況に至り、観念してついにurgent careに向かう。


アメリカに来てから かかっていた内科が遠方と移転統合してしまい、掛かりつけが無くなって一年。
同系列の病院とはいえ、初診なのでurgent careでしか見て貰えない。


待つ事 1時間。
湿疹を見て
「ん〜〜、コレは痒かったでしょう」

と労わられ、やけどを見て
「ん〜〜、コレはヒドイわ」
と可哀想がられ、

なんでこうなったの??と聞かれて

「10days ago, I cooked deep fries. BOM!!」
と両手を胸の前で上向きにグーにし、その手をパーに弾けさせた。
カタコト過ぎて泣けてくるが、ワタクシのスキルでは単純なものしか伝わらない。

「Oh〜〜」
と眉をしかめて診察は続く。


結局、体中にできた湿疹は潰れた水ぶくれから何らかに感染して体中に広がってしてしまったのだろうというコトだった。
元からあった湿疹は別物だけど、体が弱ってる時に更にひどくなったのでしょうとのコト。

副鼻腔炎の症状が慢性になって以来、ケミカルなものに対してもアレルギー反応らしきものが出て体調不良になりやすいので、もしかすると入浴の際に使ったシャンプーに反応したのかもしれないし、他の何かかもしれない。
アレルギーシーズンなので、髪や体に付着した汚れの一つに反応したのかも。


只今、日本では未認可のアメリカのでっかい飲み薬を2種類処方されて、服薬中・・・
しかし処方は一種は5日分ともう一種は7日分。
そして「来週もう一度病院にきて診せてください」と言う。

来週は独立記念日のNational Holiday weekだ。
予約に随分時間がかかったが、看護師さんが手配してくれた。
休みに違いなかったのにurgent care併設医院なので、医師の予約はとれた。


やけどした時が日本への一時帰国まで1か月だったので、なんとか騙し騙しで誤魔化して持たせようとしていたが、この件で掛かりつけもできたので本当に助かった。
国は違えど医療従事者には感謝しかない。