お針子 作業部屋

  帰国したお針子です

英検の話 4

あまりお天気の良い日ではなかったし、一風堂で腹を満たしたら既に夕暮れ時。

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↑ 画像では真っ暗。「Wicked」 のネオンサインが上がっている。

もちろん観ていないけど。(泣)

 

一風堂ウェストサイドの最寄りの地下鉄駅は 50thだが、最も近いのはブルーラインの同名の駅だった。*1

西に歩いてレッドラインの駅に向かう。

レッドラインの 50th駅はブロードウェイ・ストリート。

日暮れの時間は一層にぎわっていた。

www.google.co.jp

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セントラルパークに不思議の国のアリス像があるが、地下鉄にもアリスが居た。

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 レッドラインを終着のSouth Ferry 駅まで。(バッテリーパーク方面)

https://www.ryoko.info/rosen/train/data/newyork.html

↑ NY 地下鉄路線図。一番見やすいかもー。

 

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スタテンアイランド行のフェリーは、マンハッタンとスタテンアイランドを結ぶ無料フェリー。

祝祭日や週末は30分間隔、平日はラッシュ時間のみ15分~20分間隔で出航。

オレンジ色の3階建てフェリーらしいが、日が暮れてたし、乗ってしまうと外観は見ることができない。笑

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フェリーターミナル(2F)に着くと、土曜の 18:30の便に乗れた。

搭乗口こそこんな風だが、土曜の夜だったからか船内はガラ空き。

NYでどのくらいの状態を混雑というのかよくわからないけれど、増便されてるウィークデイはどんなもんなんだろうか。

 

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↑ オレンジのラインが航路

 

往路は船外デッキに出るコトが出来るタイプのフェリーだったので、3階デッキから外の撮影。

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出航。

約30分の船旅。

 

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ちよっとだけオレンジ色の船体を想像できる部分が。笑

 

自由の女神の前を往復しているので、時間の余裕はないけど自由の女神を見たい!と言うヒトには良いかも。

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日暮れにはライトアップされているけれど、なんせ遠い。笑

肉眼ではもう少しそれらしく見えたのだけど、ケータイカメラと技術の限界なのか?

どやって撮っても美白の自由の女神

出川イングリッシュの真骨頂「フリーウーマン、ホワイトドール」を具現。

 

スタテン島に到着。

下船口の隣では19:00発のマンハッタン行フェリーが接岸しているので、

すぐに復路のマンハッタン行に乗り込む。

待ち時間ほぼなしでマンハッタンにとんぼ返り。

なんせ時間がないので・・・副鼻腔炎め・・・

 

復路も約30分。

往路と違うタイプのフェリーで、船外デッキがなかった。

あったのかもしれないけれど、デッキへのドアを発見できず。

 

地下鉄に乗る頃はまだ少しは明るさも残っていたのだけれど、スタテンアイランドから戻る頃には既に真っ暗。

夜になったマンハッタンを眺めながら、ブルックリンブリッジには行けないだろうとフェリーから写真を撮った。

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右の方に映っているのがブルックリンブリッジだと思われる。

 

マンハッタンに向かうフェリーの先端ドアのガラスにケータイをくっつけて撮影していると、少し離れたトコロにいたアフリカ系の若い男性が「ちょっとオバチャン!そっちやナイで!!こっち撮らな!!」と声をかけてきた。

近辺にはワタクシしかいなかったし「Hey Mom!」やから、まごうことなくオレ様やろ と振り返る。

ソコには行き掛けに山ほど撮ったフリーウーマン ホワイトドールの姿が。

そんな気はしてた。つか、それしかないもんな。

ニコニコと教えてくれた男性に、わざとらしいくらい「OH~サンキュー!!」と微笑み返して「自由の女神像」を再度激写。

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そこには美白してないstatue of Liberty ががが!!!

ヒトの好意は素直に受け取るモノや。

ありがとう!にーちゃん!!と再度お礼を言って、オットとムスメの座っている場所に戻る。

まもなく下船。

 

 

www.google.co.jp

本当はブルックリンブリッジの木造の歩道を歩いて渡りたかったし、チェルシーマーケットやハイラインの途中の出店で買い物したかった・・・と駄々をこねようかと思ったが、知らない土地を歩くには明るいうちでも危ないし、そもそも明日は英検受験なんだからと我に返り、早々に切り上げてホテルに戻るコトに。

明るい時間や夕焼けの時はもっと素晴らしい映像が撮れたかもしれないけれど、スタートが遅かったのが今回のすべての敗因・・・副鼻腔炎め・・・再 

 

せめてもの記念に、フェリー乗り場のお土産屋で初NYの記念にベタなお土産を買った。

オットは自分用にNYPDのマグカップ

ワタクシはリベラルな友人にイヤゲモノとして歴代大統領顔をプリントしたマグネットを。*2

ムスメは「土産は要らん!ファンタグレープを飲みたい!」と。土産物屋に売っていたが、ミシガンでは見かけない。

購入物を「I♡NY」のビニール袋に入れてくれたので「もう一枚ちょ-だい」と言おうとしたら、ムスメに恥ずかしいから止めて!と阻止された。

自分の不調が原因なので八当たれない。・・・副鼻・・以下略

 

レッドラインを北上し、PATHと接続している 33th 駅まで戻る。

NY地下鉄の MTAと、NJの鉄道 PATH Trainは同じ駅内のホーム違いで相互乗り入れなのだと、帰りのNJ行きの時に知った。笑

 

地下鉄のチャージ式のレフィルカードは初回にカード代として1ドル余分に要るし、乗り放題のお得感もナイけれど、持っていると期限内にまた来られる気がして買った。

結局コレが一番の記念になったな。

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ワタクシのレフィルカードの期限はJUNE/30/2020まで。

16か月くらいあるので。(淡い期待)

 

 

更に、忘備として。

PATH(NJの鉄道)とMTA(NY地下鉄)のカードは相互利用可能。

現金でのチケット購入は10ドルまで投入可。(上限の違う券売機もあるかも)

クレジットカードで地下鉄のチケットを買おうとすると、2枚買ったところでクレジットカードが使用不可になった。

さてはディクラインを食らったか!と焦ったけれど、券売機の仕様だそう。

持っていたクレジットが家族カードだったので、3枚目は現金かデビットで。(ただしデビットは現地口座が無いと使えないので概ね在住者に限られるかと)

日本の券売機だと枚数ボタンがあったりするけど、ワタクシ達の立ち寄ったNYのMTAにもNJのPATHにもなかった。(購入枚数指定操作の出来る券売機も、もしかしたらあるかもしれないけれど)

不正を防ぐ為だろうとは思うけど、この小さな積み重ねが結構メンドクサイ・・・

 

また、今回はMTAとPATHが同じカードで精算可能と知らずに、最初のPATHをシングルライドで買って、MTAでレフィルを買って無駄な余りの無いように初乗り2ドル75セントで乗車回数分を計算してチャージしたけれど、5ドル50セント以上を一度にチャージすると、ボーナスが11%あるそう。

行先を間違って改札を通ってしまい、無言で退場すると言う切ない思いを一回しているので、もしも最初に10ドルチャージしてれば11ドル10セント分がチャージされてて今回はチャージなしで4回乗り降りできたはず。(我ながら細かい)

お金の問題でなくとも、チャージさえしてあれば券売機で時間を取られないし、ひと気のないトコロでクレジットカードやデビットカードを使う回数が減るという利点は大きいかな。

 

以下、参考にさせていただいたサイト。

非常にわかり易いサイトでした。

こういう親切な記事を書いてくださる方がいらっしゃるから生きていける。

 

basikny.com

www.newyork.jp

↑ この二つの記事で、おのぼりさんでも電車移動は問題なかったです。

失敗やアクシデントに備えたフォローまで書いてくださってるので、本当にありがたい。

 

自由の女神について。

リミテッドな旅を楽しむタイプのこっとん家は、今回の「無料フェリーで往復」に意味を見出していました。

自由の女神をもっと堪能したいヒトは上陸ツアーなどもあるので、もっと有意義な旅を楽しんでくださいませ。

 

 

share-the-information.com

主題は英検なのに、まだ英検に辿り着かず!!!

 

 

 

 

 

*1:駅の建て作りはいろいろあるようだが、50thの駅はアップタウン方面とダウンタウン方面に行くホームの入り口が別になっていた。行先を間違うと一回外に出なければならず、既に改札を抜けているので2ドル75セントは使用済みとなる。英語が流暢ならホームを間違えたとか交渉して返金してもらえるのかもしれないが、そんなことできるならアメリカ滞在はもっと楽ちんであろう。3人で移動してるので間違うときは3人分のロス。かなり虚しい

*2:左上からジョージ・ワシントン→右下に第45代ドナルド・トランプまで。後に右下の部分は切り落として使うと言われた

英検の話 3

ミシガンの家で体調不良を押して調べたNY観光コース、全8時間。

MOMAの館内滞在時間や休憩や食事の時間を除く。笑)

 

その行程、レターサイズの両面3枚分は無駄になった。

や、正確には地下鉄の券売機に関して記していた情報は大いに役に立ったのだけど。

今思えば、この段階で既に翌日の英検受験のコトは忘れとるな・・・

 

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓トータル4~5時間で行けるコースは以下↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

ホテルからUberでNY方面向きの電車の駅まで行く

ニュージャージー(ジャーナルスクエア駅)からPATHでマンハッタンに向かう。

一風堂でラーメンを食べる

最寄りの地下鉄(MTA)に乗る

バッテリーパークからスタテンアイランド行の無料フェリーに乗る

途中で自由の女神を正面から見る

フェリーでマンハッタンに帰ってくる

ブルックリンブリッジを見る

お土産物を買う

PATHでNJに帰る

Uberでホテルに

 

以上(泣)

 

一番短時間で目的地に着きそうなワールドトレードセンター駅行のPATH路線は運航しておらず、週末は長期間運航取り止めの様子。

よって、上記はマンハッタン南部方面は後回しに計画立て直ししたもの。*1

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33thでPATHを下車。地上へ。

そこからさらに北上。

 

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↑ エンパイヤーステートビルにキングコングはいなかった。

 

お昼ご飯も食べないままだったこともあって、まずは一風堂に行くコトに。

途中で屋台の群れを見かける。

時間がないのと空腹で、何度もココロ折れかける。

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シシカバブの屋台。めっちゃいっぱいあった。

後で聞くトコロによると、Gyros(ユーロ)とか言う料理らしい。*2

 

一風堂ウェストサイドは51th。

33thから徒歩で北に向かう途中に、見て回りたいモノにザクザク出会う。

一風堂からもう2本東はタイムズスクエアだし、ブロードウェイはもうソコ。

 

一風堂ウェストサイドに到着。

店内はそこそこの待ち人数。

「らっしゃいませーぅぇい」と店内に響く声は普通に日本語。

 

どこでどう手続きするのかがわからず、とりあえず前に立っていたヒトに倣う。

しばらくするとお店の人が次の人は?と声をかけてくれた。

残念ながら前のヒトがなんて言ってるのか聞こえなかったが、ワタクシの番になって「予約したいん」と言うと「予約は無いから順番に呼ぶわ」と言われ、無事ウェイティングリストに名前を連ねるコトが出来た。

着いたのが4時半くらいで本格的に混みだす前だったコトもあり、20分ほどで席に付けた。

店内正面奥にカウンターと椅子があって、左奥はテーブル席。

 

店内に入った場所は広いウェイティングルーム状態になっているが、実は一杯飲みのカウンター。

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写真撮っていい?と聞くと「もちろん!」とお返事いただいたので。

 

 

日本で一風堂に行って楽しみにしてるのはホットもやしだったが、残念ながらそれは無かった。

ラーメンはやはり日本の方が美味しいように思うけれどソレでも十分美味しかったし、やはり現地の味覚に合わせていくのが商売と言うモノ。

 

ラーメン×2とつけ麺の他に角煮と生ビール、サイダーを注文した。

チップ込み総額90ドルくらい。

日本人の感覚では、ラーメン食べに行って10000円弱ってアホやろ!?てな感じだが、一風堂ウェストサイドに現地の皆さんはディナーに来ていらっしゃるのだ。 

 

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↑ 脂身は少なめなのにとろとろふわふわでおススメ!

病み上がりだったが、オシャレな人々に混ざって美味しい食事を出来たことも思い出の一つ。

 

www.google.co.jp

 次はマンハッタンの地下鉄に乗る。わくわくー。

 

つづく

 

 

 

*1:一風堂はマンハッタンにNYとウェストサイドの2店舗があるようです。

当初の予定はワールドトレードセンター行のPATHでマンハッタンに入ってまずはフェリーで自由の女神!と思っていたのだけれど週末はこの路線が動いていないと駅に入ってから知り、作戦練り直し。

慌てて乗り継ぎの分かるサイトを探しました。

計画はもっとも最近の情報で立てるモノという初歩的なミスを犯してしまった。コレもすべて熱のせい。笑

事前にしっかり調べが出来ていればよかったのですが、そんな時間があればそもそも副鼻腔炎になってなかったかもねー

*2:実はミシガンで先日食べた。野菜たっぷりで美味でした

英検の話 2

英検の為に初東海岸へ。

金曜の夕方フライトのニューアーク直行便を予約。

空港には最低でも1時間半くらい前に入っておいた方がよかろうと、早引けさせるべく事前にLeaving early の届けを出したりしていた。

準備万端整ったしそろそろムスメを迎えに行き、その足で空港へ向かおうと家を出ようとしたその時、ケータイに飛行機の遅延連絡が。

どうも天候不良で機体の順繰りが上手くいかない様子。

最初30分遅延の連絡が来たのでムスメに「6時限は最後まで授業受けてよいよ」と連絡をする。

とにかく休みたくも抜けたくもない子なので「よろこんで!」と返信が来る。

 

授業終わりの時間に合わせて迎えに行くと、その間に1時間遅延の連絡が来ていた。

ゆっくり家を出られるねぇと言ってる間に2時間遅れのお知らせが・・・

 

結局ウチでパッキングをし直せるくらいの余裕をもって空港に向かうが、遅くなったもんは早くもなるかもしれんと、16:30にはセキュリティの前に。

国内線だし、機内持ち込みの荷物しか持ってなかったし、今回こそスムーズに通れるんじゃ?と思っていたけれど、いつもセキュリティで何らかが引っ掛かって必ずチェックされるワタクシは、今回も当然の様にチェックされた。

余裕はたっぷりあったので構わないと言えば構わないけど。

引っかかる内容物はいつも何もないのに、何かダメなのか誰か教えて・・・

 

結局、地元空港を飛び立ったのは18:30。5分前倒し。

2時間のフライトでニューアークに着いたのは20:25だった。

 

1時間50分遅延したけど無事到着。

問題があったとすれば、ワタクシの体調のみ。

 

2月からまとめていた とある作業が大詰めで、ちょっと疲れがたまっていた。

副鼻腔炎は疲れるとテキメンに発症するのだけれど、たまたま晴天が続いていた為に融雪剤の粉塵が飛びまくっていたので更に悪化。

副鼻腔炎のひどい状態で飛行機に乗ると、急性中耳炎になりますよー。笑

 

着陸する30分前くらいから生まれて初めてというレベルの鼓膜の痛みで「皆さんの言う耳の痛みはコレか!」と納得。

ニューアークに着いた頃には耳漏が出ていたのでいつのまにか破れたのだと思われ。

 

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↑  漫画を読むオットごしの夜景。この時は既に痛みの峠を越えていた。

のんびりしやがって!!といわれなき怒りに震えるワタクシ。

 

ニューアークからレンタカーかUBERかオットに委ねていたのだけど、到着してから「あなたが企画したんだからレンタカーの予約してないよ」とのたまう。

まーそれならUberでいいじゃんと、ここで初めてUber利用に相成った次第。

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あーでもないこーでもないと予約の仕方を検索し*1、何とかホテルに。

Uberのドライバーはナイスガイで、車も美しくてセーフティドライブ。

今回の英検旅行でもっとも安全運転のドライバーはこのMr.でありました。

 

 

翌日は朝からNYに向かうつもりでいろいろと計画を立てていたけれど、どうも体調が悪いし、気温はそんなに冷え込んでないのに寒すぎる。

何だか自分の機嫌も悪いのでおかしいなぁと思っていたが、そういえば飛行機で鼓膜破れたんだったわ、とホテルに着く頃に思いだす。

 

早めに寝たが、翌日はどうしても起きられず、どうも発熱している様子。

朝ご飯を食べた後、解熱作用のある鎮痛剤を飲んで少し眠る。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

起きたら午後2時だった。(笑)

オットとムスメには「大人しく寝てるから」と放置されていた。

感謝すべきでもあるのだけれど、そこはもともと出不精なオットとムスメ。

普段うるさいワタクシが静かなのをよいことに、東海岸まで来たのにネットゲームをしていた。

ムスメよ、試験勉強はどうした??

 

せっかくのニューヨークが!!!!!!!!

いろいろ調べたのに!!!!!!!!!!

MOMA~~~~~

 でもでもだって!!!と言い募り、結局短時間で行けるとこ厳選で行くコトになったのでありました。

 

 

今回お初のUber利用でしたが、ネットで予約できて料金もその場でわかり、非常に便利。*2

一回20~30分以上の乗車を4回で大体130ドルくらい(チップ込み)でした。

NJからNYまで河を越えて乗りつけると、有料道路を使うコトになるので料金が跳ね上がります。

最初計画していたレンタカーならば、パークアンドライドでバスに乗ってNY入りする予定を立てていましたが、Uberにしたので電車利用です。(ウレシイ)

ミシガンは中心地と言っても田舎なので自分の車で行くのに慣れているけれど、州ごとに交通法規も違うアメリカでは、7人家族で大移動とかでもない限りレンタカーよりもこっちをお勧めかもしれない。

とくにNYの車移動は無理かも。

西日本の人間なんで知ってるカンジに例えるけど、難波や心斎橋に似ている気がする。

あの雰囲気のヒトの多い狭い道路を、タクシーかき分けて進む自信はない。

イエローキャブは空港までフラットレートのハズだけど、ニューアークもフラットレートなんだろうか。*3

ちなみに2泊3日の旅程で空港のレンタカー検索をかけたトコロ、170ドルくらいでした。

  

つづく

 

 

 

 

*1:使ったコトなかったけどアプリは入れていた

*2:白タクやんと言われればそれまでなんですが、こちらでは日本と違ってグレーゾーンでもないし、インフラとして定着し一般的に生活に組み込まれてます

*3:NYのタクシーだからNJまでフラットレートで営業できるのか問題

英検の話 1

1月下旬と2月下旬に英検受験に行くことになった。

英検は海外でも受けられる。

一次試験は準会場まで車で片道3時間以内の場所に何か所か受験会場はあるのだけれど、二次試験会場は西か東にのみ。

東はNY、西はCAと記されている。

 

さて、我が家。

渡米して2年半。

今まで一度もそういった力試しをしてこなかったのは、スケジュールの都合でなかなか難しかったからが一番の理由だけれど、日々のストレスも半端ない状態で学校と関係の無い受験の為に遠路泊りがけで向かうというコトが、ムスメの為になるかどうか疑わしかったから。*1

しかしこの先にどの進路を選択するしてもTOEFLを受けた方が良いのは明らかだし、現地校ではSATなどの試験も待ち構えているので、試験に対する経験値をあげるという意味でも日本人であるムスメに一番敷居の低そうな英検を受けるコトに。

 

英検は2階級同時受験が可能で、全く自分の英語の水準を把握できていないムスメ、および親は3級と準2級を受験を選択。

デトロイト近郊の準会場で一次試験を受けた際は、最後4問ほど残して腹痛で退席するというアクシデントもあって心配していたムスメでありましたが、両階級とも一次試験をパス。

二次試験にコマを進めるコトが出来た。

 

ウチは中西部と言っても東部時間採用地域で東の方が近いので、NY会場を選択。

飛行機で2時間飛んで、最寄りの空港はニューアークリバティー国際空港。

ココはThe Statue of Liberty のお膝元。そう。お膝元の意味は履違えていない。

実は自由の女神像ニュージャージー内の飛び地ニューヨークなんである。

 

www.google.com

というコトで試験会場はNJ。受験地詐称やん。笑

 

しかし問題は、一次試験の結果発表から二次試験の日時までが二週間を切っていたコト。

こんだけフライトが近いと安いチケットなんかナイんである。*2

もしも飛ばない時などに振替業務を丸投げできるお馴染みの旅行会社、信頼の IACE TRAVELで探してもらうと、大人一人530ドル強!

トップ | IACE TRAVEL

 

いろいろ込みで飛行機代だけで1600ドルを軽く超えたー。

笑えるがコレが直行便の最低価格。

しかも絶対に現地校を休みたくないムスメに6時限目に早引けさせて空港に向かうプランしかなかった。

ウチから20分くらいで着く地元の空港ではなく、デトロイト発の便とかならばもっと安いのだが、デトロイトまで陸路3時間・・・。

それ選ぶってよっぽど時間に余裕があるか、Home Aloneみたいに切羽詰まってるかやん。

 

我が家にしてみるとものスゴい出費なので、せっかく行くなら楽しみたい。

日曜に行われる英検の試験会場がホテルだったので、金曜の夜からそのホテルに2泊して、ついでにマンハッタン観光もしてこようと言う贅沢スケジュールを組んだのでありました。

あと足りないのは受験票だけ!!(笑)

 

2/24の二次試験の為に家を出るのは22日の夕方。

必要な受験票がウチに届いたのは20日

アメリカの郵便事情はドキドキなんであるが、こん時ばかりは本気で祈った。

 

何が必要なのか事前に確認しとけばよかったのだが、受験票が届いて初めて2,5cm × 3cmのバストアップ証明写真がいるコトが判明。

コピー不可とか書いてある。

ウチのプリンターで印刷するのはOKなんだろうか。

現地友人に聞くと写真館で取ってすぐにもらえると言われたが、とりあえず日本で撮って保存してある証明写真用のデータのサイズを調節してプリントアウトしてみた。

日本でならば簡単に手に入る証明写真だが、どっかその辺の証明写真ブースでというワケにもいかず、すったもんだしつつ 準備完了。*3

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つづく。

 

 

 

*1:一次試験は近場の準会場で受けますが、冬季でほぼ高速で片道3時間なので、朝からの試験に備えて前日に現地泊です

*2:もしもの為にキャンセルや変更できるタイプのを取りたいタチなので余計に出費は嵩む

*3:不要な場合も多いかもしれないけれど帰国する前提で渡米している赴任の方は、一時帰国した際に証明写真データを調達しておくことをお勧めする。必要な時にすぐ調達できないと困るので、あれば安心

ドイツ系女性の動画

いまだに全く英語の聞きとれないワタクシ。

ここ最近のムスメの会話力はすっかりおかーちゃんを置き去りにしていって、コメ粒ほどの後ろ姿すら見えないくらい。

ここ最近は、いつになく学校が楽しいようだ。

やるべきコトとやらねばならぬコトをようやく理解できるようになったからだと思う。

もとが日本人の頭をしているので、理解し応用するのは得意なのかもしれない。

成績も上々なのは喜ばしい。

 

ハイスクールの授業で必修教科にworld historyとU.S. history があるのだが、この教科は日本人とドイツ人の子供にとってはなかなかの試練となる。

ムスメはG9でworld history を、G10でU.S. history を履修した。

もう2年半も前になるのかーと感慨深いものがあるが、彼女はG9当時、何も聞き取れず何も喋れない言語不自由者であった。

しかし言語を超えて悪意は伝わる。

さすがに石つぶてを投げられるとかは無いが、ただでさえ心細い状態の時に民族ごと頭ごなしに否定されるような立場に置かれると、もう沈黙を守り続け繭になるしか道はない。

 

 

t.co

いろんなお説はあると思うが、ワタクシはこのドイツ人女性に感銘した。

外国特派員協会櫻井よしこさんが司会者女性に歴史修正主義であると紹介された動画を見た時のショックは記憶に新しい。

櫻井よしこさんは即座に反論し訂正を求めたが、本当とウソをうまい具合にブレンドすると、ヒトは信じる。

 

この動画とは関係ないけれど『高い城の男』(原題:The Man in the High Castle)を読みたいと思った。

どんな風に描かれているんだろう。

全く事実と違う世界が描かれていて大筋をフィクションと捉えていても、大戦中の大日本帝国軍やナチスドイツ軍として非道を描くならば、いかに事実と違っていても案外簡単に刷り込まれる。

サブリミナル程度で大きな効果を出してしまうのが人間なのだもの。

 

歴史を学ぶと言っても国が違えば立場が違うので、同じ内容であるハズもない。

いろんな思想や民族が入り乱れているからこそ、アメリカは客観的な事実を知識として得る授業進行がなされる。

ただ、教える教師も学ぶ生徒も人間であると言うだけのコト。

 

短い話らしいので、本屋で探してみようかな。

 

 

 

ゲーリーが!

朝のこっとん家で定番のニュースは FOX17 。

一所懸命聞き取ろうとしてるのに聞き取れない声のヒトや、もはや何の話してるのか見当すらつかないヒトもいる中、テレビプログラムのキャスターさんの英語は活舌が良いから比較的聞き取りやすい。

当初いろいろとチャンネルを変えてみたが、地元ニュースばっかりで中西部の洗練されていない泥臭いカンジが気に入ってずっとコレ。

シカゴやNY*1に行った時も朝はFOXを見たけれど、なんかキャスターのスマート感がミシガンとは全く違って、ある意味びっくりした。(笑)

そのニュースプログラムでお天気おにーさんだったGarryが、今日最終日だったようで寂しい気持ち。

彼の発する言葉はとても聞き取り易くて好きだったのに。

調べてみると彼はもともとミズーリ州のFOXのヒトらしく、地元FOXに戻るようだ。

ミシガンにミシガン訛りがあるように、ミズーリにはミズーリ訛りがあるのかしらん。

近いようで遠いミズーリアメリカ広すぎ・・・。

 

さてFOX。

トランプ氏を支持しているとかいないとかで、なかなかFOXを見ていると言いにくい状況なんである。(笑)*2

中西部はもともと保守層の多い地域のようではあるが、ミシガンは微妙。

かつてのアメリカを先導してきたような財閥企業が没落するにつれて、失業対策などでの国への信頼が薄いせいかとも思う。

また、リベラルでないと恥ずかしいと思うのか、トランプ支持を明確にするヒトは少ない。特に若い人。*3

前回の選挙では最後まで票が割れて僅差での結果が出たが、あの状況を見ると相当あちこちに共和党支持者は隠れているのだろうと思う。

日系国際結婚で現地在住の人の場合、国籍は日本のまま変えずにグリーンカードを持つヒトが多いので選挙権は保持していないはずだけれど、口はとことん挟む。

自分の国籍は日本でも、ココでアメリカ国籍を有する子供を産み育てているから、それこそ自分の母国を思うよりも強い気持ちで今よりも善き未来を求めている。

日本人はライトウィング、レフトウィングを明確にしてるヒトの方が少ない気がするが、手堅さを好む性質からはミシガンの気質によく合う気がする。

まぁ、トランプ氏は今までも共和党のイメージと一線を画しているので・・・笑

しかしなんせ渡米直後よりもまちがいなくHIRINGの文字は増えている。

どこもかしこも働き手を募集しているくらい。

働き手を求める企業の多さは景気の良いことを示す指針だと思えるし、企業誘致に成功した地元の政治家を支持しない有権者は、政治家にどんなものを求めるのか気になるところである。

 

ゲーリーが番組から離れたこの切なさを、友人(リベラル)と共有できないので、ここに記す。笑

*1:先日行ってきました。ムスメの英検受験で。楽しみにしてたのに体調悪くてどこにも行けず、半泣きでした

*2:FOX見てるというと「馬鹿になるよ!」と言われえる始末。笑えない

*3:FOX見るバカ発言は、ワタクシと同い年なので若くはない。そして横断幕掲げるレベルの民主党支持。笑

おうちの話

アメリカの一軒家は、売家は多いけれど、賃貸はそれほどではない。

都会の場合だと、学生向けの集合住宅や家族向けのアパートメントの賃貸が相応にあるようだが、なんせここは中西部の片田舎。車必須の土地柄。*1

手放す時も、日本みたいに新築だったのに住んだとたんに半値に下がるとかではないので、延々とリフォームして次の持ち主に受け継がれていくようす。
ちなみにウチの場合、もとは1950年代に建てられた家。

 

アメリカは高校まで義務教育なので、パブリックの場合は地域ごとに通う学校がキンダーからハイスクールまで決まっている。

その学区の進学率や試験の評価ランクが公表され、realtorだのzillowだのの物件サイトにもリンクが貼られて、住居探しの重要な材料の一つになる。
10段階評価で9や10の地域は教育に力を入れていて、講師や教師のレベルや教育水準が高く人気の学区。
そういう地域は金銭的に余裕のある家庭も多いので犯罪率も下がり治安が良い。

税金も違ったりするし、私設の警察が居たりする。

その地域の人気を上げるコトに学区全体で取り組むから、様々な催しに地域ぐるみのサポートがあり、良い教育と良い福祉と良い隣人は密接な関係にあると思い知らされる。

最低金額30ドル以上のドネートも頻繁。

学校の活動や運動部の保護者会も盛んで、寄付やボランティアを募るお知らせは年中無休で送られてくる。*2

 

こんな風に子供の成長には良い環境なので、地価高騰も年々すさまじいコトになってきてるようだ。

 うまいこと賃貸の家が見つかっても、あっという間に借りてが付いてしまうので、オーナーも強気の価格。

それでも借りる人がいるのだから当たり前と言えば当たり前なんだけど。


おかげで、前の住居からの引っ越しの際には学区を変えるつもりが無かったので市場に出回る前に専門的に根回しをしてくださる人の手助けが必要になったり、家探しは本当にタイヘンだった。

企業では、安全面から赴任家族には基本的にそういう地域に住まわせるようにしているし、次々と赴任者はやってくるので、トラブルからの引っ越しはタイミング的にも難しい。

出来るコトなら、初めの家探しがいかに重要かということを、3年前のオットにみっちりと説教したい。

 

我が家の住まいについて、リスだらけの庭と七面鳥だのゴーファー?だの鹿だのウサギだので毎日楽しめるけれど、もとが古い家なので隙間風がひどい。

寒がりなので、-20℃とかの日は屋内でダウン着てるし。

更に、日本の家の方が広いくらいなのに家賃は高いし、4か月で3本の木が倒れる当たりの強い家とも言える。

知り合いの中では既に「風の強い日の翌日にはこっとん家の木は倒れなかったかを聞く」が定着してしまった感がある。

みんな口を揃えて言う。

「○○年住んでるけど、うちの木が倒れたコトないわー。近所のが倒れてきたことはあるけどー。あれ、迷惑なんよねー。や、こっとんさんのコト言うてるんとちゃうねんで」

あぁ・・・ココロが痛む。北隣のご近所様、申し訳ないです。オーナーには言ってあるんです! オーナーには・・・!!

 

 

 

*1:一応ミシガン第二の都市とか言われているんだけど・・・

*2:日本と大きな違いがあるのは、強制でないところ。家庭の事情は千差万別なので、出来る家庭はどんどんやるし、できない家庭に無理強いはされない。言語の壁が立ちはだかって付いていけないので、我が家はボランティアの参加はしていない。お手伝いしてくださる保護者の皆さま、いつもありがとうございます

倒木その後

Freezing rainの重みで2/9に裂けて屋根にひかかったままだった枝は、その後10日ほどそのまま放置されていたので、近辺のあちこちから要請されたツリーサービスの人の目に留まり、我が家は善意の突撃セールスを受け続けて・・・ワタクシ疲労困憊。

大概のツリーサービスはいわゆる‘行き掛けの駄賃’セールスで、レンターであると告げると「あ、そう。じゃ、また。」と帰っていくので、想定外の英会話を必要としないのだが。

それでも英語に不自由なワタクシが一人でいる時間帯に、玄関を開けて対応するには最初に何を言われるかがわからないだけにものすごく緊張する。

一度、ツリーサービスではなくおそらくはご近所の方と思しき男性が息子さんを連れていらして、

「この木を暖炉の薪用にもらいたい。チェーンソーなどの必要な工具も自分で持ってるから。あなたも私もハッピーになる」

と仰る。

差し上げたいのはヤマヤマなんだが・・・と思いつついつものように

「ごめん、ウチはレンターやねん。この木についてもオーナーに連絡済みやねん」

とリミテッドな英語スキルを駆使して申し上げると、このミスター、とても意外そうな顔をして

「お金のコトを心配しているの?」と聞いて来る。

言っているコトの意味するトコロが分からず、たまたま学校が午後から休みだったムスメを呼び寄せ、聞き取ってもらうもやはり「お金のことを心配してるのか?ってきいてる」と言う。

何をどう答えればよいのか見当がつかず困っていると、連絡先を書くからオーナーに伝えてくれる?と言うので「OK」と返事して 紙と鉛筆を渡す。

ミスターは米人には珍しいくらいの美しく読みやすい文字で名前と電話番号を書き残していった。

書かれた連絡先を職場のオットに写真で送り、「男の人が屋根に引っかかってる木を薪用にくれって言うて来た。オーナーに言うてくれって」と付け添えた。

オットは「裏にも もう一本木があるって言った?」「ホントに無料でやると言った?」と確認してくるが、むっちゃテンパってるワタクシの英語レベルでそんだけ喋れるワケないやん。

「裏の木は言うてない。あんなデカい木、個人では無理やろ。重機要るんちゃうかな?」

「無料とは言うてなかった。ワタシは必要、アナタには不要でお互いハッピーって言うてた」

と答えておいた。

 

その後オットはオーナーと仲介のリース会社に一斉連絡してくれたようで、オーナーからの返信は来ず、リース会社から「そのヒトに連絡とってみる」と返信が来たらしい。

 

何の音沙汰もないまま、2/19の午後遅めの時間。

軽トラックくらいの大きさのカーゴをけん引したトラックが我が家のガレージ前に停められ、何の挨拶もないまま屋根にひかかった木をいきなりチェーンソーで解体し始めた。

薪にすると言ったミスターではない初見の男性二人だった。

一番太い部分で直径にして25~30センチくらいの木は、そこそこ長かった(5~6ⅿくらい)のでまず切らねば動かなかったのだと思う。

こっそり覗いている間にどんどん切断されて積み上げられていく。

玄関までのアプローチを完全にふさいでいた前庭の木を排除する頃には、荷台はいっぱい。

どのような伝達経路で今日の作業になったのか皆目見当がつかないが、屋根に載ったままだった木だけは一応解消された。

あの程度の太さと長さで軽トラサイズの荷台がいっぱいになるなら、バックヤードの木はやはり業者でないと無理だろう。

聞くトコロによると、重機の必要な大きな木を処分するのに一本1000ドルは下らないらしい。

10月に倒れた木(根元の直径80センチ超レベル)を現地在住の友人に見て貰った時に「ウチが見積もってもらった時、あのレベルは1500くらいしてた」と言っていた。*1

 

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↑ 10月の倒木

 

今回、根っこごと倒れている裏庭の木の直径は太いトコロで60~70センチくらい。

使える保険が既にないので放置なのかもしれないが、北隣のヒトに突撃を受けたらワタシはどうすればいいのだろう・・・。

 

今回のコトも、

「外用の脚立や相応の鋸を調達してくれば自力で降ろすコトも可能かもしれないけれど、素人が万が一にでもスレート屋根にダメージを与えてしまうコトは避けたい」

と、考えて放置したけれど、ご近所から見ればお金が無くて処分できないヒトとして映っていたのかもしれないと思う。

 

 

*1:根元の直径80センチ超レベルで、二股になった太い枝が木の又から倒れ、その片割れが裏庭の小屋の屋根を完全に破壊。更に東隣との境界のフェンスと庭木2本を巻き添えになぎ倒して倒れた。バランスが崩れたので危険と判断されたのか、残った一方も1月初旬の雪のなかった時に根を残した状態で地上90センチほどのところから伐採された

レンちゃん

アンティーク屋さん巡りがここ最近のブームである。

北米の大寒波が峠を過ぎた月曜。

ワタクシは我が家から40分ほど離れたミシガン湖近辺でお買い物をしていた。

 

いつ帰国になるかわからない赴任家庭なので、言語に追いつかない部分は多くても興味のあるコトはどんどんして行かないと時間切れになってしまう。

時にはムスメを伴ってチマチマと一人で行っていたのだが、同じく赴任家庭の奥サマに「最近こんなんしてんねん」と告げたトコロ、何それ面白そう!と一気に燃え上がってしまった。

奥サマ達は旦那サマを巻き込んで、今やアンティークショップ巡りの輪ができている。

既にワタクシなどは周回遅れのていで、探し求めているミシン情報は皆さんのトレジャーハントの結果と共に教えていただいているような状況だ。

 

今回はその宝探しの最中に「見つけたよ!」と情報を貰ったお店に、奥サマ方と共に向かった。

ハンドクランクミシンではなかったが、見た目にも大事に扱われていたような風情のSINGER製ミシン。

 

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この下糸の蓋はヴィンテージボビンのミシンなので、専用のボビンとボビンケースが要る。

商品に触れられる展示だったので下のカバーを開けようとしてみたが、木枠が引っかかって開けられない。

ストッパーをはずして10キロ以上の重さの本体をずらして内部を見るしかなかったが、胸の高さ位置にあって四十肩の我が身には難しかった。

ただし「works fine」って書いてあるからには動くだろうし、その為には多分ボビンやボビンケースは付いてるだろう。

メンテナンス済みの札までかかっている。

値札は95ドル。

コレはヴィンテージボビンのタイプを現役として使うには今のボビンと互換性が無く、ディスプレイ用としても装飾がシンプル過ぎるからだろうと思う。

他の奥サマと店内一周しながら悩む。

展示されたブースの20%OFFの札、商品に含まれるパーツとして木製の取っ手付きカバーとその鍵、予備ベルト、押え金とかいろいろ書いてあるタグ。

そうして内部を見るコトなく、買うコトを決めた。

レジで「コレは動くんかな?」と聞いてみる。

レジに居た 品のよさそうな年配女性は、ミシンに付けてあったメンテナンスシートにざっと目を通し、にっこり笑って「そう書いてあるねぇ」と言った。

御代は20%OFFで76ドルだった。激安。

 

ウチに着いて、掃除しがてらいろいろいじって確認してみる。

本体の底部分はカバーリングしていたはずのパーツが無くなったのか、四隅に打たれた釘が丸出しになっていた。

接地面に傷がつくため、さっそく保護フェルトを貼る。

下糸の蓋が開かなかった理由は、本体を支える木の柱が外れていたコトが原因。

しかし、その外れた支柱も小物入れの中に仕舞われていた。

支柱はひとまず接着せずに隅に立たせて、紙などをかませて高さを確認。

高さを出したトコロで、下糸の蓋をようやくスライドできるようになった。

右横にある小物入れには、ボビンが複数と、ミシン針(コレは普通の家庭用ミシン針だった)、マチ針、更に押さえ金多数と予備ベルト、グリスや取説も入っていた。

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ボビンケースは銃弾のような形。

釜自体が弧を描くようにスイングし、針の下を通過する時に上糸と交差する。

 

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ボビンケースとボビン。

画像で見たコトはあったけど、このタイプのボビンに糸巻きするのもボビンケースに触るのも初めて。

 

電源は100-110 volts と書いてあるので日本でも問題なく使えそう。

品番から調べると1939年のニュージャージー工場での生まれらしい。

日本で言うトコロの昭和14年。御年80歳。

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力強く縫えました。素晴らしい。

残念ながら背面上部に付けられているライトは点かなかった。

80年前のライトが点くとは思わないけど、交換できるかも?と、あーでもないこーでもないと調べてみたものの、どうにも電球を外せないので、ここはプロに頼むしかないかも。

これから先、我が家で末永く現役でいて欲しい。

ムスメと名前を付けました。

SINGER製なので、RENGちゃんです。レンちゃん。

RENGEちゃんと付けたいトコロですが、Eが一つ多いので。

 

west-michigan-antique-mall.business.site

 ↑ お店はココ

ハンドクランクのミシンは案外日本の方が見つかるかもしれない。

ある程度の金額を出せば整備済みのモノが手に入ります。

 

 ↓ ヤフオク

★ 極太00番糸対応 ■ Clover 手廻し改造ミシン ■ ... - ヤフオク!

 Clover のミシン。この商品は美しいです。

あれよあれよという間に値が上がってゆくー。

 

まだまだ探すつもりです。(笑)

 

 

 

 

別府は良いところなんですが。

レイシズムの問題は、日本人にはとても難しい要素を含む場合があると理解はしている。

ワタクシの身近なトコロで例えるとするなら、↓こんな感じ。

大島紬は胴裏を触る前に手を洗わねばならない。

染色の方法として、泥染めや藍染めの場合は仕立てている手に色が移るからだ。

仕立ての指導者としての立場にある時、白い布を触る前には手を洗うように言い続けた。

黄色人種の肌は黄色みが強く、染料が手に移ってても気付きにくい。

汚れていないと思っても白糸を玉止めすると色付きの玉止めになったりするのだ。

ワタクシはこの場合の「必ず手を洗ってね」は差別ではないと思ってる。

が、コレを同じ調子でアフリカ系人種に言った場合、アメリカでは差別発言と受け取られかねず、ポリコレ棒で「この人種差別主義者が!」とぶっ叩かれる可能性もある。

何故そう受け取るのか?と不思議に思い首を捻るコトも多いポリコレの謎行動は時として興味を引くが、批難対象となった場合には、言葉が足りないとか悪気は無かったでは済まされない。*1

 

別府大分毎日マラソンでの通訳女性の差別発言を目にした。

www3.nhk.or.jp

 

今回のチンパンジー発言は、小学生が特定の動物に似てるとかの理由で仲間内の友人にあだ名をつける感覚だったのかもしれないが、通訳の大任を引き受けるような知性と教養を備えている(はずの)オトナが、相手国で選出された国際レースの招待ランナーを表現する内容ではなかったように思う。

そしてあり得ないとは思うが、たとえ相手が「ぼくをチンパンジーと呼んで!」と言っていたとしても、注意深く対応するのがホスト国の姿であってほしいな、と思う。

 

ワタクシ、英語も喋れないまま北米に住んで2年半。

ESLでお世話になってるポールとエスターは白人だけれど、言葉の通じないワタシのコトをニホンザル扱いはしないし、こちらで出会ったアフリカ系のヒト達はニューカマーに対して常に笑顔で理知的。

第2次世界大戦の戦争犯罪について、校内唯一の日本人であるムスメは授業中に差別的な批判を受けたし、現地在住の日本人永住者の中には米人から「日本人を嫌っている」と言われた友人もいるが、発言した生徒はUSヒストリーの先生に窘められていたし、ここで出会った大半のヒトはそれぞれの立場を理解し攻撃的な態度を取らず、融和的な社会を歓迎していると思える。

おそらく日本にいる日本人の多くも外国人を迎える時にはそうだろう。

 

このボランティア女性の個人的配信は、悪気はなかったらしいコトこそが、多くの日本人にショックを与えたんじゃないかと思う。

日本はこれから移民(移民ではないらしい)を公に受け入れる国家に変容していく法案が通ったが、これから先のツッコミどころ満載感に、本気で不安しかない。

*1:実際に以前住んでいたコンドで、アフリカ系の男性が屋内配線工事をしに来た時、オイルで手が汚れたまま白い壁を触ってしまって、黒いシミを付けたまま帰ってしまった。

文句を言う事はなかったけれど、残念に思ったコトは間違いない。

仕事をする以上、手を洗うもしくは汚れによる再汚染を常に気にすることは、人種を問わずに必要だと思っている。